• 2022/08/13 掲載

米輸入物価、7カ月ぶり下落 20年4月以来の大幅な下げ

ロイター

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[12日 ロイター] - 米労働省が12日に発表した7月の輸入物価は前月比1.4%下落した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は、関税を除く輸入価格で前月比1.0%下落だった。燃料と燃料以外の製品の価格がそれぞれ下がったのが主因で、為替のドル高傾向も下落要因となった。6月は0.3%上昇していた。

輸入物価の下落は7カ月ぶり。下落幅は2020年4月以降で最大だった。

7月の前年同月比は8.8%上昇。6月は10.7%上昇していた。

LPLフィナンシャルのチーフエコノミスト、ジェフリー・ローチ氏は「輸入物価と生産者物価が下落していることは、総合インフレがすでにピークを付けたことを示している」と述べた。

燃料・潤滑油は7月に前月より7.5%下落。6月は6.2%上昇していた。7月は石油・石油製品が6.8%下落。食品は0.9%下げ、下落率は2020年11月以来の大きさ。

燃料、食品を除くコア輸入物価は0.5%下落。6月は0.6%下げていた。7月の前年同月比は3.8%上昇。ドル高傾向がコア輸入物価の上昇を抑制している。

ドルは米国の主要貿易相手国の通貨に対し、今年に入って約10%上昇している。

一方、7月の輸出物価は前月比3.3%下落。6月は0.7%上昇していた。7月は農産物が3.0%下落し、大豆、小麦、綿花の低下が全体を押し下げた。

農産物以外は3.3%下落した。

7月の輸出物価の前年同月比は13.1%上昇。6月は18.1%上げていた。

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