- 2022/09/13 掲載
EXCLUSIVE-ソニー印子会社とジー、合併計画で独禁当局に譲歩案=消息筋
両社が進める、テレビチャンネルや映像資産、デジタル配信プラットフォームの統合によって100億ドル規模の巨大テレビ会社が誕生することで価格支配力などを懸念する当局をなだめる狙いという。
CCIは8月3日付で、合併後の新会社が92のチャンネルを持ち、強大な市場支配力で前例のない交渉力をほしいままにすることになるとし、合併審査をさらに入念にする必要性を警告。特に人気のヒンズー語番組で広告やチャンネル料の価格決定に及ぼす競争上の影響を懸念していた。
消息筋によると、2社は一部チャンネル売却といった事業構造そのものの変革ではなく、合併後の一定期間に衛星回線事業者など全てのチャンネル関連業者に対し、公正かつ差別のない条件で値引き策を必ず提供することを提案。広告については一定期間、独立の広告体系を創設して運営するとしているという。
CCIの8月の警告について、法律専門家や元当局者は合併承認が遅れ、米ウォルト・ディズニーやネットフリックス、アマゾン・ドット・コム系会社などもインド市場で勢力拡大を競う重大な時期に、何カ月も合併手続きが引き延ばされることになると指摘していた。
今回の提案についても法律専門家らは、当局がはねつける可能性やさらなる譲歩を求める可能性のほか、審査をさらに強める可能性もあると指摘している。
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