米ハズブロ、通期売上高予想を下方修正　インフレ影響勘案か

［４日　ロイター］ - 米玩具メーカーのハズブロは４日、通年売上高予想を為替調整ベースで、これまでの１桁台の伸び率から横ばいないしやや減少に下方修正した。値上げとインフレ長期化が玩具のような裁量的購入の抑制につながっていることを示唆する。

７─９月期予想については前年同期比１５％減、為替調整ベースで１２％減とした

玩具業界はこれまではインフレの打撃が比較的少なかったが、アナリストらはコスト上昇の影響がさすがに玩具購入に出始めていると警告していた。

小売店では、ハズブロの売り上げで合わせて３分の１超を占めるとされる米小売り大手ウォルマートやターゲットがクリスマス商戦を控えているはずのここ数週間で、在庫の大幅圧縮計画を打ち出している。