米、インフレ低下へ一段の取り組み必要＝財務副長官

[ワシントン １２日 ロイター] - 米国のアデエモ財務副長官は１２日、インフレ押し下げに向けなお一段の取り組みが必要という認識を示した。また、労働市場は今後一段と健全とされる方向に向かうと述べた。

アデエモ財務副長官はＣＮＢＣとのインタビューで「世界のインフレは高すぎる。米国では連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が、インフレ抑制に向けた手段を用い、その役割を果たしている」とし、「バイデン大統領は、米経済の供給拡大に向けどのような措置を講じることが可能か重視している」と語った。

さらに、バイデン政権が赤字を削減しつつ、米経済生産と雇用の拡大を目指しているとしつつも、いずれは一部の層を対象に小幅な増税を実施する必要が出てくる可能性があると述べた。

朝方発表された９月の米卸売物価指数（ＰＰＩ、最終需要向け財・サービス）は前年比８．５％上昇した。市場予想は８．４％上昇、８月は８．７％上昇だった。