中国不動産開発ＣＩＦＩのオフショア債利払い、連休で送金遅延

［香港　１３日　ロイター］ - 中国上海市に本拠を置く不動産開発会社ＣＩＦＩホールディングス（旭輝控股集団）は１３日、オフショア債の利払いおよび分割償還が期日に実行できなかったと明らかにした。連休中で送金が遅れたと説明している。

アナリストによると、問題の債券は２５億香港ドル（３億１９００万ドル）の転換社債で１０月８日が利払い日だった。

ＣＩＦＩは、関係する債権者グループと解決策を協議しているとした上で、オフショア債務を返済しない場合、あるいは適切な解決策を講じられない場合は、デフォルト事象が発生し他の債権者が早期償還を求める可能性があると警告した。

ＣＩＦＩは私営不動産開発業者の中では優良企業と見なされていたが、先月に債務不履行観測が出て市場が動揺した。

香港株式市場のＣＩＦＩの株価は０５５８ＧＭＴ（日本時間午後２時５８分）時点で８．６％下落している。

ＣＩＦＩは、債権者と打開策について建設的な協議を進めていると述べた。業務は通常通り行っているとした。