• 2022/10/14 掲載

米EU、EV市場などでの双方企業の公平待遇で合意目指す=EU当局者

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[ワシントン 13日 ロイター] - 米国と欧州連合(EU)が電気自動車(EV)市場などでの双方の企業の扱いを巡り、欧州が主張する公平待遇を確保する方向で合意を目指している。欧州委員会のドムブロフスキス副委員長(通商)が13日と14日の予定で米通商代表部(USTR)のタイ代表やレモンド米商務長官やイエレン米財務長官と協議に入った。

EUは米国で8月成立した「インフレ抑制法」で欧州企業が一方的な差別を受けると苦情を表明している。欧州ではテスラなどの米国勢にも税額控除や購入補助金が適用されているのに、米国側は米国内などでの部品・原材料調達や北米での最終組み立てを優遇措置の条件にしようとしているとの不満だ。

ドムブロフスキス氏は記者会見で「ドイツで9月に最も売れた車はテスラのモデルYだった。これは差別を排したEUの助成制度なしには実現しなかっただろう。その半面、EUのEVは米国で同様の優遇措置を得られず、差別的になっている。われわれはこの差別を解消したい」と語った。

同氏は問題がバッテリーや水素や再生可能エネルギー関連機器といった「グリーン経済」関連のさまざまな製品にも関係すると指摘。米国側にもこの問題に取り組もうという意欲があると評価した上で、「本当の論争になる前に解決できると期待したい」と述べた。EU企業の待遇改善を巡ってはインフレ抑制法そのものの修正を米議会に求めるのでなく、規制措置の実行段階で改善できるかどうかが協議の中心になっているという。

USTRのタイ氏は記者団からドムブロフスキス氏と協議した内容について質問され、問題が解決できそうかとの問いに「われわれはEUと米国の強固な関係に基づき事態を打開すると確信している」と述べた。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます