米労働市場、賃金・職業のトレンド変化に適応中＝アトランタ連銀総裁

[ワシントン １８日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は１８日、米労働市場が依然として、新型コロナのパンデミック（世界的大流行）脱却に伴う新たな賃金と職業のトレンドに適応中という認識を示した。

パンデミックからの経済再開後、企業は賃金を引き上げ、労働者が低賃金の職から離れる傾向が顕著となっている。

ボスティック総裁は、現時点で経済には「多くの入れ替わりや混乱が生じている。それらが市場に緊張や不均衡をもたらし、われわれはそれが全てを乗り越える必要がある」と述べた。また、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）がインフレを押し上げている全ての要因を解消することはできないとも述べた。