- 2022/10/20 掲載
午後3時のドルは一時149.96円 32年ぶり高値、じり高基調は不変
ドルが高値を更新したのは午前10時過ぎ。日銀が予定になかった国債の買い入れ臨時オペをオファーした直後だった。米10年債利回りはきょうのアジア市場で4.15%台まで上昇し、前日につけた14年ぶり高水準を上回った。
日銀が日本の10年債利回りの上限を0.25%で固定し続けていることもあり「米債利回りの上昇で、最近上値の重かったドルが反転してきた。ドル/円の上昇圧力は高まっている」(外銀)という。
同時に「心理的に大きな節目となる150円は、オプションなどの設定も多いようで、上抜けには多少時間がかかるかもしれない」(国内金融機関)との指摘も出ていた。
ドルは今年7月中旬、139円台へ上昇した後に、大台の140円乗せを控えて売買が激しく交錯。8月上旬にはいったん130円前半まで大きく反落した経緯がある。
中国が新型コロナウイルス対策として行っている入国者の隔離期間の短縮を検討しているとの一部報道が、リスクオフ的な側面を持つドル高を抑制したとの指摘もあった。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 149.93/95 0.9781/85 146.67/71
午前9時現在 149.82/84 0.9763/67 146.30/34
NY午後5時 149.89/91 0.9771/75 146.49/53
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