首都圏マンション、高値続く＝平均６３３３万円―今年度上半期

不動産経済研究所が２０日発表した２０２２年度上半期（４～９月）の首都圏（東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県）新築マンション市場動向によると、期間中に発売された物件の平均価格は前年同期比５．５％減の６３３３万円となった。資材価格や人件費の高騰により、前年度に次ぐ過去２番目の高値を記録した。物価上昇が続いており、同研究所は下半期も高値圏で推移するとみている。

エリア別には、東京２３区が前年度に高額物件が多数売り出された反動で１０．６％減の７７６８万円。一方、埼玉は、さいたま市中心部や川口市で高額物件が発売され、１４．６％増の５６４０万円と大幅に伸びた。神奈川は６．６％増、千葉は０．３％増。

供給戸数は４．２％減の１万２２７１戸。資材調達難などで開発業者が供給を絞った。

【時事通信社】