- 2022/10/21 掲載
米化学大手ダウ、第3四半期利益は予想超え コスト削減計画公表
第3・四半期の1株当たり実質営業利益は1.11ドルで、市場予想の1.08ドルを超えた。
一方、第4・四半期の純売上高の見通しは115億-120億ドルで、リフィニティブがまとめた市場予想の123億ドルに届かなかった。コストとインフレ圧力で中核的な利益が4億ドル下押しされると見込んだ。
ハワード・アンガーライダー最高財務責任者(CFO)はアナリスト向け電話会議で「世界のエネルギー市場は、地政学的な動きや北半球の気候によって不安定な状態が続き、主に欧州で個人消費の落ち込みが続くと予想している」と述べた。
ユーロ圏のインフレ高騰が欧州・中東・アフリカ・インド(EMEAI)地域の売上高に打撃となりそうだ。同地域はダウの昨年の売上高全体の36%近くを占めた。
一方で明るい材料としては、第4・四半期にポリエチレンの価格が安定し、化学製品を原料とするパーソナルケア製品の需要が年末商戦に高まると予想される点が挙げられている。
ダウは今年の設備投資額の見通しを従来の21億ドルから19億ドルに引き下げた。
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