ＴＤＫ、通期業績予想を上方修正　エレクトロニクス需要が堅調

［東京　１日　ロイター］ - ＴＤＫは１日、２０２３年３月期連結業績予想（国際会計基準）を上方修正すると発表した。円安が急速に進む中で、エレクトロニクス需要が堅調に推移していることを踏まえ、売上高は２兆２２００億円（従来予想２兆２０００億円）、営業利益は２０００億円（同１８５０億円）、純利益は１４７０億円（同１４５０億円）に見直した。

ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１９人のコンセンサス予想では、２３年３月期通期の連結営業利益の平均値は２０３３億円。

２２年４─９月期業績は売上高が前年比２５．５％増の１兆１２１９億円、営業利益が同４７．４％増の１２０３億円、純利益が同２６．３％増の８６９億円となった。第２・四半期累計期間では、為替変動で約１６４１億円の増収、営業利益で約３６９億円の増益につながった。

通期の平均為替レートは１米ドル１３５円、１ユーロ１３７円を想定している。