- 2022/11/02 掲載
インフレ対策で一段の利上げ必要=カナダ中銀総裁
[オタワ 1日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は1日の上院委員会で、高止まりするインフレに対応するため、一段の利上げがなお必要との考えを示した。
総裁は議会証言の冒頭、利上げは「終わりに近づいているが、まだ終わりではない」と発言。低水準かつ安定した予測可能なインフレという目標からは程遠いと強調した。
「(金利が)今後どの程度上昇するかは、需要を減速させるため金融政策がどのように機能しているかや供給面での課題がどのように解決されているか、現行の引き締めサイクルがインフレとインフレ期待にどう影響しているかに左右される」と説明した。
「利上げ効果が経済全体に広がるには時間がかかる。物価を安定させるための簡単な方法はない」と述べた。
カナダのインフレ率はピーク時の8.1%から6.9%に鈍化したが、コアインフレは依然として高止まりしている。中銀はインフレ見通しを小幅下方修正し、2024年末までに目標水準の2%に戻ると見込んでいる。
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