• 2022/11/02 掲載

マネタリーベース10月は前年比-6.9%、日銀当預の減少幅拡大

ロイター

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[東京 2日 ロイター] - 日銀が2日に発表した10月のマネタリーベースの平均残高は前年比6.9%減の615兆2627億円となった。前年比マイナスは2カ月連続。減少幅は2007年4月以来の大きさとなった。日銀当座預金の減少幅が拡大した。

内訳は日銀当預が9.0%減の490兆1024億円。3カ月連続のマイナスだった。減少幅は先月(マイナス4.7%)から拡大し、08年8月以来の大きさとなった。紙幣は2.9%増の120兆2858億円。貨幣は3.2%減の4兆8745億円で、現金両替時の手数料徴収が広がる中、過去最大の減少率が続いている。

10月末のマネタリーベース残高は620兆8632億円で、前月の618兆0535億円を上回った。日銀当座預金は495兆3051億円だった。

マネタリーベースは、市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計値で、日銀が供給する通貨を表す。

日銀はマネタリーベースについて、消費者物価指数(除く生鮮食品)の前年比上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで、拡大方針を継続する「オーバーシュート型コミットメント」を掲げている。

そのもとでマネタリーベースは増加基調をたどり、コロナオペ導入後は、金融機関の積極的な利用で増加ペースが高まり、2020年8月から21年9月まで伸び率は10%を超えていた。

(杉山健太郎)

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