- 2022/11/04 掲載
米ISM非製造業指数、10月は54.4に低下 約2年半ぶり低水準
企業は引き続き支払い価格の上昇に直面しており、インフレがモノからサービスに移行していることが示された。
ロイターがまとめた10月のエコノミスト予想は55.5だった。50を超える数値は、米経済の3分の2超を占めるサービス業の拡大を示している。
新規受注指数は56.5となり、9月の60.6から低下。企業は輸出が急減したと報告しており、世界経済の減速とドル高が響いた可能性が高い。
10月の支払い価格指数は70.7と、9月の68.7から上昇した。
今週発表された10月のISMの製造業調査では原材料価格が28カ月ぶりに下がっていた。
需要がサービスに戻るにつれて、モノのインフレは沈静化しつつある。サービスへのシフトは、全体的なインフレが落ち着くまでしばらく時間がかかることを示唆している。
供給業者の納入を示す指数は56.2と、9月の53.9から上昇した。50を超えると納入が遅くなることを示す。
雇用指数は49.1と、9月の53.0から低下した。50を下回ったのは今年5回目。
9月の米求人件数は予想より増え、失業者1人当たり1.9件の求人があった。このため、低下したのは労働者不足が原因の可能性が最も高い。
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