- 2022/11/04 掲載
英中銀金利ピーク予想が切り下げ、短期債がアウトパフォーム
イングランド銀行は3日、政策金利を0.75%ポイント引き上げ3%とした。ベイリー総裁は「足元の状況を踏まえると、金利の上昇幅は金融市場の現時点での想定よりも小さくなると考えている」と述べた。
これを受けて投資家の買いが短期ゾーンの国債に集まり、他の主要国債の同ゾーンをアウトパフォームした。長期ゾーンの利回りは独や米と同様に大幅上昇した。
オーバーナイトインデックススワップ(OIS)市場のレートも、中銀の政策発表前の約4.75%から低下した。
コンサルティング会社キャピタル・エコノミクスのチーフエコノミスト、アンドリュー・グッドウィン氏は「中銀は銀行金利のピークが、昨日の市場レートから推測される4.75%よりいくぶん低くなるとみていると思う」と述べた。
市場では、12月15日の次回金融政策委員会で50ベーシスポイント(bp)の追加利上げが実施される確率を約95%、25bp引き上げの確率を5%織り込んでいる。
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