- 2022/11/04 掲載
NY外為市場=ドル堅調、FRB利上げ継続予想で ポンドは下落
一方、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)はこの日、政策金利を0.75%ポイント引き上げ3%としたが、見通しは非常に厳しいと警告。これを受け、ポンドは下落した。
マネックスUSA(ワシントン)のトレーディング・ディレクター、フアン・ペレス氏は「世界経済が後退するとの見方が強まり、ドルへの安全逃避の動きが強まる」として、ドルの優位は続くとの見通しを示した。
3日のフェデラルファンド(FF)金利先物市場は、政策金利が2023年6月米連邦公開市場委員会(FOMC)で5.15%のピークを付けると見込んでいる。当初予想は5月に約4.9%となっていた。
ユーロ/対ドルは0.6%下落し、0.9758ユーロとなった。ドル指数は0.7%高の112.86。一時は10月21日以来の高値となる113.15を付ける場面があった。
BMOキャピタルの通貨ストラテジスト、グレッグ・アンダーソン氏とスティーブン・ギャロ氏は「ターミナルレート(利上げの最終到達点)の上昇は、われわれが予想していた米ドルのピークを1─3カ月先送りするかもしれない」と述べた。
この日に発表された経済指標は、米国経済が依然好調であることを示した。10月29日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は21万7000件となり、予想外に減少した。22年第3・四半期の非農業部門の労働生産性は年率換算で前期比0.3%上昇した。
英ポンド/ドルは2%近く下落し1.1165ドル。2週間ぶりの安値を付けた。
ユーロ/ポンドは1.4%上昇し87.37ペンスとなった。
ドル/円は0.2%上昇し148.205円。トレーダーは、日本の当局による介入を警戒している。
ドル/円 NY終値 148.27/148.28
始値 148.28
高値 148.44
安値 147.62
ユーロ/ドル NY終値 0.9751/0.9755
始値 0.9743
高値 0.9794
安値 0.9734
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