- 2022/11/11 掲載
流動性ひっ迫のFTX、94億ドルの資金集め急ぐ=関係者
事情を直接知る関係者の話では、FTXのサム・バンクマンフリード最高経営責任者(CEO)は仮想通貨トロン創設者ジャスティン・サン氏や、同業者OKX、ステーブルコイン取引プラットフォームのテザーらとそれぞれ10億ドルの資金調達を巡る協議を行っている。
この関係者によると、残りの資金についてバンクマンフリード氏は、現在FTXに出資しているベンチャーキャピタルのセコイア・キャピタルなどを頼りたい考えだという。
ただバンクマンフリード氏が必要な資金を確保できるか、また話を持ちかけている相手側が資金提供に応じるのかはまだ分からない。
テザーのパオロ・アルドイノ最高技術責任者(CTO)はツイッターに「FTXに対して投資ないし資産の貸し出しをする計画はない」と書き込んだ。
FTXの出資者にはダニエル・ローブ氏が率いるヘッジファンドのサード・ポイントも名を連ねている。しかし関係者の1人は、サード・ポイントはFTXへの追加出資は議論していないと述べた。
OKXはこの協議に関してコメントしていないが、今週バンクマンフリード氏から接触があり、取り急ぎ70億ドルの負債の支払いを手当てする必要があるとの説明を受けたとロイターに明かした。幹部の1人は「これはわれわれにとって話が大き過ぎた」と語った。
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