記事 経営戦略 DX意識調査結果、1年前と比べ日本企業で変わったこと、変わらなかったこと DX意識調査結果、1年前と比べ日本企業で変わったこと、変わらなかったこと 2021/08/19 2021年7月、デジタルトランスフォーメーション(DX)支援事業などを行うINDUSTRIAL-Xは、2020年に続き「DX実現に向けた課題とコロナ禍における意向調査」の結果を発表しました。今回は、この調査で明らかになったDX推進の課題や、新たに必要となる検討事項の1年間の変化などについて見ていきます。
記事 営業戦略 請求書業務を「そのまま」デジタル化するには? テレワーク・電帳法改正対応への道 請求書業務を「そのまま」デジタル化するには? テレワーク・電帳法改正対応への道 2021/08/18 テレワークの推進や電子帳簿保存法の改正、インボイス制度の導入などにより、請求書のデジタル化が求められている。紙の請求書にまつわる業務フローを再構築しようと取り組む企業も多いが、請求書のやりとりは自社だけでは完結しない。また組織内でも手入力によるデータ整理やハンコによる承認フローなどがあり、思うように効率化できない原因となっている。請求書関連業務をどうスマートにデジタル化すればいいのか、その課題と解決策について考えてみよう。
記事 新規事業開発 【図解】うんこドリルが売れ続ける本当の理由とは? 「うんこ編集部」に聞いてみた 【図解】うんこドリルが売れ続ける本当の理由とは? 「うんこ編集部」に聞いてみた 2021/08/17 1 文響社の「うんこドリル」シリーズは、漢字や算数など学習ドリルのすべての例文に「うんこ」を入れる、という奇想天外な商品。発売2カ月で270万部、累計840万部と異例の大ヒットとなったこの商品はどのように生まれたのか?そして爆発的なブームから4年、現在はどのような進化を遂げているのか。文響社の「うんこアンバサダー」石川文枝氏、「うんこ編集部」品田晃一氏に取材し、そのストーリーを図解に落とし込んだ。
記事 デザイン経営・ブランド・PR 小売店の超重要な「価格戦略(プライシング)」、 “お買い得”と感じさせる5法則 小売店の超重要な「価格戦略(プライシング)」、 “お買い得”と感じさせる5法則 2021/08/12 小売業にとって「価格戦略」こそが、立地戦略や品揃え戦略を超え、最重要戦略という指摘もある。価格戦略のアプローチには、(1)「できるだけ低価格で顧客に商品を提供するために、低い仕入れ価格で調達したり販売管理費を抑えるたりする方向」と、(2)「売場で顧客に“お得だと思わせる”という方向」の2つがある。今回は、(2)の“お得感”を感じてもらう方法を事例を交えながら解説する。
記事 業務効率化 「自遊空間」が挑んだ現場のDX、“年600時間”削減した店舗管理業務のアプリ化とは 「自遊空間」が挑んだ現場のDX、“年600時間”削減した店舗管理業務のアプリ化とは 2021/08/11 全国に130店舗以上を展開する「スペースクリエイト自遊空間」を手がけるランシステム。同社には、サービスの質を維持・向上するために、地域ごとに自遊空間の店舗を巡回するゾーンマネージャーがいる。ゾーンマネージャーは巡回後、各店舗の状況を本部へ報告する必要があり、そのための集計やデータ化などで毎回3時間以上を要していた。現場の状況を迅速かつ効率的に情報共有するために同社が行った取り組みの詳細とは。
記事 経営戦略 違法な「転売ヤー」、なぜ減らないのか? 転売行為が生まれる経済のメカニズム 違法な「転売ヤー」、なぜ減らないのか? 転売行為が生まれる経済のメカニズム 2021/08/11 ホビー誌の編集者が、SNS上で転売行為や買い占め行為を容認する発言をしていたとして、出版社が退職処分を行うという出来事があった。2016年には音楽関係団体がチケットの高額転売に反対する意見広告を出したり、2020年にはコロナ危機によるマスク不足で政府が転売規制を実施するなど、高額転売が問題視されるケースは多い。経済学的に見た場合、転売というのはどのような行為なのだろうか。
記事 営業戦略 【独占】「書店ゼロの街をなくす」TSUTAYAの挑戦、実現させる“収益のカラクリ”とは 【独占】「書店ゼロの街をなくす」TSUTAYAの挑戦、実現させる“収益のカラクリ”とは 2021/08/05 1 書店が街から減り続けている。2000年には2万1,600店舗だった書店の数は2020年には1万1,024店舗と、20年間で約50%まで縮小した。地方では、住民の高齢化と過疎化が進み、さらに日本の人口は今後減少していく。その中にあって「書店ゼロの街をなくす」という構想を掲げたカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下CCC) 蔦屋書店カンパニー BOOK本部長 鎌浦慎一郎氏に独占インタビューを実施した。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 消耗しない「バックオフィスデジタル化」の進め方、RPAやAIで業務を変える方法 消耗しない「バックオフィスデジタル化」の進め方、RPAやAIで業務を変える方法 2021/08/02 現在、企業ではデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みが加速し、その一環としてバックオフィスのデジタル化への関心が高まっている。AIやRPAなど、業務改革に役立つ最新の技術が注目されているが、実際はデジタル化の推進がうまくいかないケースや、取り組んではみたものの効果を発揮できていないケースも多い。本稿では、ERP領域においてデジタル業務変革を成功に導くポイントを解説する。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 DXを加速させるファイルサーバの「クラウドシフト」、安心・便利な“移行”に必要なことは? DXを加速させるファイルサーバの「クラウドシフト」、安心・便利な“移行”に必要なことは? 2021/08/02 コロナ禍によるリモートワークの増加にともなって、企業におけるファイル管理・共有の最適な仕組みのあり方も変化してきた。社内にファイルサーバやNAS(Network Attached Storage)を設置して管理するオンプレミスからクラウドへとシフトしつつあるのだ。しかしクラウドへの移行にはセキュリティ面での懸念やデータや運用の引き継ぎ作業の煩雑さなどの課題がある。効率的でなおかつ安全なクラウドでのファイル管理・共有への移行方法とDX推進との関係性について解説していく。
記事 営業戦略 既存IT資産に“ちょい足し”で実現できる「営業DX」、なぜ売上アップにつながるのか 既存IT資産に“ちょい足し”で実現できる「営業DX」、なぜ売上アップにつながるのか 2021/07/30 労働人口の減少や働き方改革の推進、さらにはコロナ禍によるライフスタイルの急激な変化などにより、経済活動の効率化が求められる時代となった。こうした中、あらゆる企業がDXによる効率化に取り組んでいるが、事業の一部分に留まるケースは少なくない。特に、営業部門でのDX導入はまだまだ十分とは言えない現状がある。劇的に環境が変化したニューノーマルの時代で、売上を最大化させるためにはどのような営業DXを実現していけば良いのだろうか。
記事 設備投資 伊藤忠商事の地に足付いたDX、「技術は半歩先で十分。重要なのは収益性」 伊藤忠商事の地に足付いたDX、「技術は半歩先で十分。重要なのは収益性」 2021/07/30 2021年3月期の決算発表では純利益、株価、時価総額のすべてで商社首位に立った伊藤忠商事。同社のDX(デジタルトランスフォーメーション)のキーワードは「ビジネスありき」「収益性重視」「内製化」だった。2020年6月に開催されたイベントに同社のデジタル戦略室長と情報・通信部門長代行が登壇し、その取り組みを語った。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 すでに5兆円超え「中国ペット市場」、 アリババらテック大手もこぞって参入のワケ すでに5兆円超え「中国ペット市場」、 アリババらテック大手もこぞって参入のワケ 2021/07/28 中国のペット市場が熱い。世界的には後発だが、過去20年で爆発的成長を遂げ、いまだ関連消費の勢いは衰えない。最近ではアリババなどの有力EC企業が相次いでペットビジネスを強化し、家電の美的、スマホのシャオミといった有力メーカーも、ペット用スマートグッズの開発に参入。スマートカー分野に匹敵する、テック企業の新たな主戦場となり始めた。ペット文化に対してかなり冷淡だった政府のスタンスも、ペットブームを後追いしつつ、変わり始めたように見える。中国経済の命運を握る「個人消費の牽引役」として無視できない存在となりつつあるペット経済の最新動向と、今後の見通しを紹介したい。
記事 業務効率化 素材メーカーAGCがRPAを使いこなせるワケ、「年1万3000時間減」の軌跡とは 素材メーカーAGCがRPAを使いこなせるワケ、「年1万3000時間減」の軌跡とは 2021/07/28 ガラス製品を中心に、社会のニーズの変遷に応じて多彩な素材やソリューションを提供するAGCでは、DX実現に向けたさまざまな取り組みを実施してきた。その成果は着実に積み重ねられ、「日経Smart Work大賞2021」では審査委員特別賞を受賞。受賞の大きな要因となったのが、全社レベルで業務の自動化・労働時間削減をもたらしたRPAの取り組みだ。大規模な組織体制の中で、RPA導入をどのように進めて成功を収めることができたのか。その秘訣を探る。
記事 経営戦略 不況時に失業を補ってくれる「日本型システム」、見落とされている大きな弱点とは 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第136回) 不況時に失業を補ってくれる「日本型システム」、見落とされている大きな弱点とは 篠﨑教授のインフォメーション・エコノミー(第136回) 2021/07/28 配置転換や出向などで労働移動を促す日本型のシステムは、企業の「内部労働市場」を外部の企業や産業に拡張する仕組みだ。コロナ禍の現在だけでなく、石油ショックのような大きな経済危機の際にも見られた。当時は斜陽産業から成長産業へ「工場ぐるみの労働者移転」が話題になった。こうした取り組みで危機を乗り切ったことが「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の称賛にもつながったようだ。しかし、そこには弱点もありそうだ。
記事 環境対応・省エネ・GX 「2021年版 エネルギー白書」要点まとめ、2050年カーボンニュートラルへの道筋は? 「2021年版 エネルギー白書」要点まとめ、2050年カーボンニュートラルへの道筋は? 2021/07/27 資源エネルギー庁は2021年6月、エネルギー政策基本法に基づく年次報告である「2021年版 エネルギー白書」を公開しました。本白書の発行は今年で18回目となります。本稿では300ページ超に及ぶ「2021年版 エネルギー白書」の中から、「第1部 エネルギーをめぐる状況と主な対策」の中の、「第2章 2050年カーボンニュートラル実現に向けた課題と取組」の内容をもとに、2050年カーボンニュートラルに向けた取組と課題について考察します。
記事 経営戦略 「クラウド活用=DX」は間違い? DXレポート2から学ぶ、ホントのIT投資の考え方 「クラウド活用=DX」は間違い? DXレポート2から学ぶ、ホントのIT投資の考え方 2021/07/21 2018年9月にDXレポートが公表されて以降、経産省主導で日本企業のDXを推進する取り組みが行われてきた。しかし、2020年に入ると、新型コロナウイルス感染拡大を受け、企業は対面を避けた働き方への変革を余儀なくされるなど、世界は一変した。2020年12月28日、このような環境変化を踏まえ、経産省は新たに日本企業のDXを加速させるためのポイントをまとめた「DXレポート2」を公表した。ここでは、DXレポート2の中身を紐解きながら、これから企業に求められるDXのあるべき姿を解説したい。
記事 経営戦略 なぜ、任天堂は儲かるのか? 歴代ゲーム機の販売台数から分かる「戦略転換」の大成果 なぜ、任天堂は儲かるのか? 歴代ゲーム機の販売台数から分かる「戦略転換」の大成果 2021/07/19 「Nintendo Switch Lite」や、ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」(以下、あつ森)など、大ヒットを飛ばし続ける任天堂。2021年10月には「Nintendo Switch」の新型機を発売すると発表しています。そんな同社の2020年4月〜2021年3月の売上高は1兆7,589億円で前年比34.4%、営業利益は6,406億円で前年比81.8%の増収となりました。同社の業績拡大の裏には、ビジネス戦略の転換を見てとれます。今回は、任天堂の歴代ゲーム機であるゲームキューブ、ゲームボーイアドバンス、Wii、ニンテンドー3DS、Nintendo Switchを振り返りながら、任天堂の凄さの秘密を解き明かしていきます。
記事 経営戦略 あつ森・爆売れのカラクリ、ゲーム機を起点とした「エコシステム(生態系)」とは? あつ森・爆売れのカラクリ、ゲーム機を起点とした「エコシステム(生態系)」とは? 2021/07/15 多くの産業が新型コロナウイルス感染拡大の打撃を受ける中、2021年3月に発売されたゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」(以下、あつ森)は抽選販売や高額転売が問題になるほど人気を集めました。驚異的な売り上げを記録した「あつ森」の勝ち筋はどこにあったのでしょうか。近年、経営学分野で注目されている「エコシステム(生態系)」の考え方をベースに紐解くと、「あつ森」のモデルの強さが見えてきます。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 DX人材をどう確保すべきか? “アジャイル化”するプロジェクトに必要なこととは DX人材をどう確保すべきか? “アジャイル化”するプロジェクトに必要なこととは 2021/07/14 システムやアプリケーション開発では、顧客や市場の要望を取り入れながら、素早く機能を開発・更新し続けるアジャイルな開発プロジェクトが当たり前になりつつある。ただし、この変化はIT分野にとどまらない。デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みが活発化する中、さまざまな業種や業界でプロジェクトや組織そのものの“アジャイル化”が進んでいるのだ。この変化に対応するため、企業に求められる取り組みを整理した。
記事 業務効率化 情シスに集中する「EDI構築・運用」の負担…誰でも簡単に使える方法はないのか 情シスに集中する「EDI構築・運用」の負担…誰でも簡単に使える方法はないのか 2021/07/14 企業間の商取引に関する文書を、通信回線を通じて電子的にやり取りするEDI(Electronic Data Interchange=電子データ交換)。紙の書類を郵送やFAXなどを介して行っていた受発注業務や契約業務などを効率化するための仕組みとして、これまでもあらゆる企業に採用され、多くの業務効率化に貢献してきた。このように多くの恩恵を受けられるEDIだが、システム構築や管理のハードルが高く、情シス部門などの運用担当者の負荷が大きくなりやすい傾向がある。こうした課題を解決しEDIを起点としたDXの方法を解説したい。
記事 営業戦略 進む“営業のオンライン化”、成果を上げる「顧客起点」の営業モデルとは? 進む“営業のオンライン化”、成果を上げる「顧客起点」の営業モデルとは? 2021/07/14 コロナ禍の影響で働き方にも大きな変化が起こっている。オンライン会議やオンライン商談、テレワークが急増し、対面でのコミュニケーションが大幅に減少しているのだ。この変化の影響を特に受けやすいのは、営業部門だろう。新規顧客の開拓や既存顧客の拡大の難易度が上がっている。しかしコロナ禍の中でも活発な営業を展開して業績を伸ばしている企業は数多く存在する。オンライン主流の時代に成果を上げる「顧客起点」の営業モデルについて解説していこう。
記事 経営戦略 『妄想する頭 思考する手』の暦本純一教授が教える、ぶっ飛んだアイデア生む“習慣” 『妄想する頭 思考する手』の暦本純一教授が教える、ぶっ飛んだアイデア生む“習慣” 2021/07/09 社会の風景を一変させるような発明は、いつも妄想から始まる。突き抜けた発明をしたければ、妄想する習慣とそれを直ちに試すフットワークを身に付けることだ。マルチタッチ(入力インターフェースを2本以上の指を使って操作する)システムの開発者として知られる東京大学 大学院 情報学環教授 暦本 純一氏 が、自著『妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方』をベースに、ひらめきを現実に変える方法をアドバイスした。
記事 デザイン経営・ブランド・PR セブン・KALDIから見る「プライベートブランド(PB)」を口コミ・SNSでバズらせる方法 セブン・KALDIから見る「プライベートブランド(PB)」を口コミ・SNSでバズらせる方法 2021/07/08 多くの小売業が扱う自社独自のブランド「プライベートブランド(以下、PB)」は、これまで全国的な知名度を持つ食品メーカーのナショナルブランド(以下、NB)より「安い」というのが基本的なコンセプトにあった。しかし近年、そうしたコンセプトを超え、話題を集めるPBが登場してきている。話題となりヒット商品となったPBには、どのような特徴があるのだろうか。今回は、売れるだけでなく話題として、消費者の“ネタ”になるPBの特徴を解説する。
記事 経営戦略 Windows 11が「極めて戦略的」なワケ、すべてはマイクロソフト帝国への布石である Windows 11が「極めて戦略的」なワケ、すべてはマイクロソフト帝国への布石である 2021/07/06 米テック大手の一角であるマイクロソフトが、これまでの同社オペレーティングシステムの中で最も戦略的かつ包括的なWindows 11を、今年の年末商戦の時期に合わせて市場に投入する。ユーザーフレンドリーな操作感や完成度の高さから、早くも「成功の予感」(米ウォールストリート・ジャーナル紙)がささやかれる「11」。だが、米テック大手への法的規制論が進行する中、商業的なパフォーマンスを超えた、企業サバイバルへの布石としての意味合いが強そうだ。背景にある政治的な文脈から、Windows 11登場を読み解く。
記事 業務効率化 DX成功のカギは「データ連携」、なぜ非エンジニアが「工数1/30」で実現できたのか DX成功のカギは「データ連携」、なぜ非エンジニアが「工数1/30」で実現できたのか 2021/07/05 DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進には、システムやサービス間のデータ連携は欠かせない。というのも、これまで収集・蓄積してきた社内外のデータを活用することが、DXのスタートラインになるからだ。しかし現状では散在するシステムやサービスをうまく連携できず、最初の一歩を踏み出せていない企業も多い。特にデータ活用で重要なバックエンドでのシステム連携は、エンジニアでないと対応できないことが多く、なかなか進められないこともよくある。人材不足の中で、企業がシステム間のデータ連携を非ITエンジニアでも開発できる方法を探った。
記事 経営戦略 売上低迷で「なくなるかも」からの発想転換、キリン『生茶デカフェ』開発秘話 売上低迷で「なくなるかも」からの発想転換、キリン『生茶デカフェ』開発秘話 2021/07/02 妊産婦や子供が安心して飲める「カフェインゼロの緑茶」は、これまで世の中にあるようで実はなかった。というのも、お茶のおいしさを損なわず、カフェインを取り除く技術がなかったからだ。そうした中、キリンはカフェインを吸着する物質によって、緑茶の抽出液から選択的にカフェインを取り除く技術を独自に開発。世界初となるカフェインゼロ緑茶飲料を『生茶』ブランドから誕生させた。緑茶からカフェインを取り除く新機軸を打ち出した、キリンビバレッジ 商品開発研究所 副所長 塩野 貴史氏にその開発の裏側を聞いた。
記事 経営戦略 ハーバードが350社の事例から導いた“DXの答え”、「AIファクトリー」とは ハーバードが350社の事例から導いた“DXの答え”、「AIファクトリー」とは 2021/07/01 昨今、DXが多くの企業にとって経営課題になっている。このDXについて、ハーバードの研究者たちが「AIファクトリー」というコンセプトを打ち出し、現在世界で注目を集めている。350社のDX(デジタルトランスフォーメーション)の成功/失敗の事例を調査して、彼らが出した結論は、「企業は、AIを生み出す“工場”へと転換すべき」というものであった。本稿では、この「AIファクトリー」について紹介をしていきながら、DXの要諦について考えていきたい。
記事 経営戦略 天才プログラマー登氏に聞く、日本が「海外に負けないICT技術」を生み出す方法 天才プログラマー登氏に聞く、日本が「海外に負けないICT技術」を生み出す方法 2021/06/30 諸外国に後れを取る日本のICT産業。その発展を担うICT人材不足も深刻だ。企業や行政は、どのようにして優秀なICT人材を育成すべきだろうか。「天才プログラマー」との呼び声もあるソフトウェアおよび通信ネットワーク研究者であり、「シン・テレワークシステム」の開発者でもある登 大遊氏に話を聞いた。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 東大 森川 博之教授が語るDX、“波”に飲まれない考え方とは 東大 森川 博之教授が語るDX、“波”に飲まれない考え方とは 2021/06/30 新型コロナウィルスの影響で、従来の社会観や世界観が一変した。これはニューノーマル(新しい常識)とも言われ、各所で新しい社会のあり方の模索が始まっている。デジタル技術やその社会への影響に詳しい東京大学大学院 工学系研究科 教授の森川 博之氏も、コロナ禍によってテクノロジーへの向き合い方が大きく変わったという。何がどのように変わったのか、また人々は新しい社会をどう築き上げていくべきなのか。
記事 経営戦略 グーグルvsアマゾンの競争激化、検索広告やEコマースなどお互いの「牙城」に攻め入る グーグルvsアマゾンの競争激化、検索広告やEコマースなどお互いの「牙城」に攻め入る 2021/06/28 検索エンジン大手のグーグルがアマゾンの牙城であるEコマース市場への攻勢を強め、一方のアマゾンもまた、グーグルの牙城である検索広告市場への攻勢を強めている。従来、両社はその事業領域の違いから、競合相手として直接激突することは少なかった。しかし、グーグルは直近、「Shopify」との連携強化などEコマース事業への多大な投資、そして、アマゾンはデジタルコンテンツの拡充など検索広告市場へ多大な投資を行っている。両社の取り組みを整理し、各市場における「グーグルvsアマゾン競争激化」の最新動向をお伝えする。