記事 流通・小売業界 業界の「ホワイト化」で疲弊する運送会社とトラックドライバー、一体何が問題なのか 業界の「ホワイト化」で疲弊する運送会社とトラックドライバー、一体何が問題なのか 2019/11/01 働き方改革関連法が施行されるなど、現在、社会全体がコンプライアンスを重視し、いわゆる「ホワイト企業」となるべく、大きくかじを切っている。しかし、現場では、コンプライアンスを順守することによってさまざまな問題や課題が生まれ始めている。運送業界も然(しか)り。筆者が現場で聞いた例を交えながら、運送業界におけるコンプライアンス推進が巻き起こす課題を考えよう。
記事 流通・小売業界 市場規模“1兆円超え”「網紅(ワンホン)経済」とは? 「消費を変えた」影響力に迫る 市場規模“1兆円超え”「網紅(ワンホン)経済」とは? 「消費を変えた」影響力に迫る 2019/10/11 1 動画共有サイトなどに映像をアップする中国版ユーチューバー(=網紅)の市場規模が1兆円に達した。その影響力は「網紅(ワンホン)経済」という言葉が生まれたほどだ。この背景には、消費傾向の大きな変化があるという。なぜ「網紅経済」はここまでの市場規模となったのだろうか。
記事 システム開発ツール・開発言語 Disruptor 50(破壊的な50社)の分析で判明、イノベーションの「空白地帯」 Disruptor 50(破壊的な50社)の分析で判明、イノベーションの「空白地帯」 2019/10/08 皆さまは米CNBCが毎年発表している「Disruptor(破壊者) 50」をご存じだろうか? Grab、Indigo Ag、Rent the Runway、Lemonadeなど未上場のイノベーション企業50社のリストで、新たな事業を構想する上では“宝の山”と言える。筆者が所属するドリームインキュベータでは毎年、このDisruptor 50のリストを分析しており、この記事では「日本企業が事業創造を行う上で、Disruptorたちのどこに学ぶべきか」をテーマに、本リストを紹介したい。
記事 製造業界 日野自動車は2000万コスト削減、製造業のインドアポジショニング(屋内測位技術)活用 日野自動車は2000万コスト削減、製造業のインドアポジショニング(屋内測位技術)活用 2019/10/07 GPSが使えない屋内で、人やモノの位置をどうやって把握するのか。「インドアポジショニング」(屋内測位技術)のニーズは非常に高い。製造業やサービス業で活用が始まった屋内測位は、具体的に現場でどんな価値を生み出しているのか。
記事 見える化・意思決定 「現場が使えないBI」を刷新、エステールはどうやってデータ分析を“民主化”したか 「現場が使えないBI」を刷新、エステールはどうやってデータ分析を“民主化”したか 2019/09/20 宝石や貴金属などの製造加工から、ジュエリー専門店のチェーン展開まで、「製販一体」の体制が強みのエステールホールディングス。多品種にわたるジュエリー商品の展開に、データ分析の重要性は高まる中、それまで使っていたビジネスインテリジェンス(BI)ツールがサポート終了を迎えた。同社が新しいBIツールに求めたのは、「現場部門の社員にも容易に使いこなせる操作性」を備えたBIツールだった。
記事 政府・官公庁・学校教育 知らなきゃ損? 増税対策「ポイント還元」はトクできる仕組みなのか 知らなきゃ損? 増税対策「ポイント還元」はトクできる仕組みなのか 2019/09/18 消費増税に対応したポイント還元策の全体像が見えてきた。当初は準備期間の短さから増税のタイミングに間に合わないとの懸念もあったが、何とかスタートできそうな状況となった。ただ、ポイント還元の対象となる中小店舗のうち参加したのは約3割にとどまっており、景気対策としては不十分な結果となるかもしれない。
記事 経営戦略 なぜ経産省が“口を出す”のか?「2025年の崖」レポート作成者に聞く なぜ経産省が“口を出す”のか?「2025年の崖」レポート作成者に聞く 2019/09/10 あらゆる企業が取り組むデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)。一方、DXを阻害する1つとして「2025年の崖」がある。2025年には「企業ITインフラ各種の老朽化」「サポート終了」、そして「保守を担当する技術者の退職時期」が重なる見通しだ。これらによる経済損失は、現在の約3倍、年最大12兆円にも上るという予測もある。この課題にどう取り組むべきか。「2025年の崖」に関するレポートを作成した経済産業省 商務情報政策局 情報技術利用促進課課長 中野剛志氏に、話を聞いた。
記事 流通・小売業界 スタバすら脅かす「ラッキンコーヒー」とは? 大赤字でも資金が集まる2つの理由 スタバすら脅かす「ラッキンコーヒー」とは? 大赤字でも資金が集まる2つの理由 2019/09/09 創業わずか2年でナスダック上場を果たしたカフェチェーン「ラッキンコーヒー」が、中国カフェ市場をリードするスターバックスの地位を脅かしている。とはいえ、ラッキンコーヒーは創業以来黒字になったことがない。さらに同社CEOが「今後数年間は戦略的赤字を出し続ける」と宣言していることから、中国メディアからは「投資資金を燃やしながら前に進んでいる」とも論評されている。なぜラッキンコーヒーは赤字なのに王者を脅かす存在になれたのか。
記事 流通・小売業界 【5分で振り返る】小売業界の近代史 牧歌的な時代はどう終わったのか 【5分で振り返る】小売業界の近代史 牧歌的な時代はどう終わったのか 2019/08/28 デジタルの進展、消費者の購買行動の変化、サプライチェーンの複雑化と大規模化、日本の少子高齢化──さまざまな要因にさらされて小売業界は今、大きな変革の時代を迎えている。この荒波を乗り越え新たなビジネスモデルを練るために、日本の小売業界はどのような変遷をたどり、その都度どのような戦略を採ってきたのか、今こそ振り返ってみよう。
記事 流通・小売業界 Amazon Flexは失敗する?アマゾンの自前物流を阻む“日本の事情” Amazon Flexは失敗する?アマゾンの自前物流を阻む“日本の事情” 2019/08/15 「アマゾンが、いよいよ自前物流に本格着手するのではないか?」そんなうわさが、話題になりつつある。根拠となっているのは、今年4月から日本国内でも本格稼働を開始した「Amazon Flex」(アマゾンフレックス)である。アマゾンが、自前物流に挑む理由とは何か?「Amazon Flex」は、アマゾンの自前物流実現への王手となり得るのだろうか?日本固有の物流事情を鑑みつつ、考えてみよう。
記事 流通・小売業界 セレクトショップ SHIPS事例:監視カメラのクラウド化がもたらした“防犯以上”の効果 セレクトショップ SHIPS事例:監視カメラのクラウド化がもたらした“防犯以上”の効果 2019/08/14 1975年に設立し、「スタイリッシュスタンダード」のコンセプトのもと、セレクトショップ業態の先駆けとなったシップス(SHIPS)。同社は店舗の盗難対策に防犯タグとゲートを利用しているが、さらなるオペレーションの効率化とより強固な防犯体制を求め、先進的な技術を試行錯誤する。そこで同社がついにたどり着いた、従来のものとはまったく異なる「クラウド型の監視カメラ」とは?
記事 流通・小売業界 【潜入取材】丸井のEC支える自動倉庫「オートストア」の衝撃 【潜入取材】丸井のEC支える自動倉庫「オートストア」の衝撃 2019/08/08 丸井グループが好調だ。2019年3月期における営業利益は412億円。前年比13%増であり、10期連続の増益をたたき出している。丸井グループが躍進を続ける背景には、思い切った事業構造の革新がある。従来の店舗は、オムニチャネルを前提した「売らない店」を目指し、そしてECを実売のベースに創り上げようとしている。丸井グループのECを支えるのが、グループの物流を担う子会社「ムービング」の運営する三郷Web通販総合物流センター(埼玉県三郷市)である。同物流センター内にある自動倉庫システム「AutoStore(オートストア)」を紹介しつつ、自動倉庫が倉庫ビジネスに与えるインパクトを考えよう。
記事 経営戦略 「御社のデータ活用」が一向に進まないワケ、価値を出すために必要な手順とは 「御社のデータ活用」が一向に進まないワケ、価値を出すために必要な手順とは 2019/08/07 あらゆるビジネスにデジタル変革が必要である昨今、データを自社の武器に変えられているだろうか。なかなか成果が得られていないとしたらそれは、「データ活用に求められるリテラシー」が足りていないからかもしれない。データ分析を武器に、数々のビジネス課題解決してきたデータ&ストーリーLLCの代表を務める柏木吉基氏の考えから「データで成果を得るために必要なリテラシー」を学ぼう。
記事 新規事業開発 54年前 東京五輪を支えた「ホテルニューオータニ」生みの親に学ぶ「2つの心得」 54年前 東京五輪を支えた「ホテルニューオータニ」生みの親に学ぶ「2つの心得」 2019/07/29 今からおよそ1年後の2020年7月24日から、東京で2度目の五輪が開催されます。これに合わせて東京ではいくつものホテルが建設されていますが、今から54年前、アジア初の五輪が東京で開かれるにあたり、ホテル不足を解消すべく誕生したのが「老舗ホテル御三家」の1つ「ホテルニューオータニ」です。その工期はなんと、わずか1年半余り。それを実現にしたのはかつて世間から「相撲取り出身で、読み書きも満足にできない成り上がり」と揶揄された大谷米太郎氏(当時・大谷重工業社長)でした。その波乱に満ちた人生を見ていくことにします。
記事 ロボティクス 【2019最新】食品業界のロボット活用レポ、今どんなことが可能になっているのか 【2019最新】食品業界のロボット活用レポ、今どんなことが可能になっているのか 2019/07/22 日本食品機械工業会が開催する「2019国際食品工業展(FOOMA JAPAN 2019)」が7月9日から12日の4日間の日程で東京ビッグサイトにて行われた。筆者は、食品機械の技術製品・サービスのこの展示会に足を運び始めて10年余りになる。初めのころは自動機械こそ多かったものの、いわゆるロボット関連技術の出展はまだまだで、各ブースで訝(いぶか)しがられることも少なくなかった。だが今や「ロボット取材のために来場した」と言っても「ああ、なるほど」と返されるようになった。もはやロボット活用は当たり前となった。今回はこの展示会を改めてご紹介し、ロボット活用への期待を概観しよう。
記事 情報漏えい対策 7pay問題、運営側の「無知を笑う」前に企業が振り返るべきこと 7pay問題、運営側の「無知を笑う」前に企業が振り返るべきこと 2019/07/11 セブン-イレブンでQRコード決済が可能になる「7pay」のサービスが揺れている。開始2日目に不正利用が発覚し、3日目にはクレジットカードからのチャージ停止や新規登録の中断など、前途多難な船出となった。急きょ開かれた記者会見では、社長が「二段階認証」を知らなかったと見られるやり取りがあり、火に油を注いでしまった。この問題は、二段階認証を実装すれば終わりかといえば、そうではない。
記事 流通・小売業界 AIを使いたい小売・流通業へ、データサイエンティストが教える機械学習活用法 AIを使いたい小売・流通業へ、データサイエンティストが教える機械学習活用法 2019/07/02 人工知能(AI)の概念の一部であり、トレーニングすることでコンピューター自身にタスクを学習させる「機械学習」。過去のデータからパターンを見つけ、予測分析に生かすことのできるこの技術は、さまざまな業界で活用されています。本稿では、DataRobotで小売・流通業をメインに担当するデータサイエンティスト・中野高文氏が、5つの業務にわたる事例を基に解説します。「小売×機械学習」の可能性とは?
記事 新規事業開発 語り継ぎたい経営者・中内功、ダイエーが「価格破壊」のために戦った理由 語り継ぎたい経営者・中内功、ダイエーが「価格破壊」のために戦った理由 2019/07/01 現在はイオングループの一員であるダイエーですが、かつては全国チェーンの一大企業であり、関連企業を含めて6万名以上の従業員を抱える売り上げ日本一の流通グループの中核企業でした。そんなダイエーを一代で築き上げたのが流通業界の革命児と言われた中内功氏です。晩年は寂しいものでしたが、戦後、家業の小さな薬局店から身を興し、一代でダイエーを育て上げたその手腕と功績はあまりに大きく、今も中内氏を尊敬する経営者が多くいるのも事実です。今回は、日本の流通業界を大きく変えた中内氏の生きざまを見ていきます。
記事 流通・小売業界 アマゾンと楽天で“大きな価格差”があるワケ 歩む道はもはや別々 アマゾンと楽天で“大きな価格差”があるワケ 歩む道はもはや別々 2019/06/26 このところ、アマゾンと楽天のビジネスモデルの違いがより鮮明になっている。両社は国内ネット通販の巨頭としてシェア争いを続けてきたが、徐々に顧客層が分断されつつある。5年後には両社はまったく違ったサービスになっているかもしれない。
記事 デザイン経営・ブランド・PR 「空回り」せず、顧客体験(CX)を企業戦略に落とし込んでいく方法 「空回り」せず、顧客体験(CX)を企業戦略に落とし込んでいく方法 2019/06/19 近年、急速に注目を集めているキーワードが「カスタマー・エクスペリエンス(CX)」である。「顧客体験」と訳されるCXは、これからの企業が最も重視すべきテーマとなりつつある。ただし、「CXとは何か」を十分に議論・認識せず「CXの向上」に取り組んでいる企業も少なくない。ではどうすれば良いのか──。自身の経験を基に昨秋『CX戦略』を著した野村総合研究所 田中達雄氏と、CXプラットフォーム「KARTE」を提供するプレイドの代表 倉橋健太氏に「CXの本質」を聞いた。
記事 コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツ 市場規模4400億でまだまだ成長、ヨドバシやワークマンら参入の“あの業界” 市場規模4400億でまだまだ成長、ヨドバシやワークマンら参入の“あの業界” 2019/06/18 梅雨が明ければ夏休みが近づき、本格的なアウトドアシーズンが到来する。4400億円規模のアウトドア市場は新しいスタイルの楽しみ方が次々に登場し、かつてとは様変わりしている。このブームに乗って成功した企業を見て「まだ成長余地あり」と、ヨドバシカメラやワークマンなどの異業種や、フランス企業までもが今、続々と日本のアウトドア市場に力を入れている。第2次キャンプブームに沸くアウトドア業界の現状を取り上げる。この群雄割拠を制するのはどの企業か。
記事 新規事業開発 サントリー創業者がウイスキー事業立ち上げで示した、イノベーションの起こし方 サントリー創業者がウイスキー事業立ち上げで示した、イノベーションの起こし方 2019/06/17 「サントリー」と言えば山崎ウイスキーの角瓶を想起する人も多いと思いますが、これは既存事業が好調だった時期に“あえて挑戦”したからこそ生まれた製品です。周りの反発が大きい難事業でしたが、見事、大成。さらにウイスキー事業が安定したら次はビール事業に取り組んだりと、ひたすら挑戦を続けてきました。その根底にあるのは、創業者の「やってみなはれ」精神でした。日本を代表する企業の源流を探る企業立志伝、第32回はサントリー創業者・鳥井信治郎氏に迫ります。
記事 流通・小売業界 物流とIT、両方の現場で働いて痛感した──トラックドライバーがこんなに不人気な理由 物流とIT、両方の現場で働いて痛感した──トラックドライバーがこんなに不人気な理由 2019/06/04 物流危機は、いよいよ社会的な課題になってきている。消費地や取引先にモノが「運べない」、もしくは「運んでくれない」という悲鳴が、日常的に聞こえるようになってきた。物流危機の背景には「深刻なトラックドライバー不足」がある。2018年4月における全産業の有効求人倍率が「1.35」に対して、トラックドライバーの有効求人倍率は「2.68」だった。求職者1人あたり、2~3件の求人がある。これは、そもそもトラックドライバーになりたがる人が少ないことに起因する。なぜ、トラックドライバーは不人気な職業なのか。物流とIT――トラックドライバーとWebビジネスの両方を経験した筆者が考察する。
記事 金融業界 「Pay乱立」も対処、政府が示す“2025年キャッシュレス社会”への道 「Pay乱立」も対処、政府が示す“2025年キャッシュレス社会”への道 2019/05/23 キャッシュレス市場が加熱している。先行する非接触ICを使ったキャッシュレス決済サービスに対して、後発のバーコードやQRコード(二次元コード)による決済(以下コード決済)サービスにさまざまな事業者が参入し、大規模な利用者還元キャンペーンを展開するなど、激しい競争を繰り広げている。今回は、このキャッシュレス化の動きを後押しする政府の取り組みを解説する。
記事 経営戦略 「コンタクトレンズ」戦線のゆくえ、国産メーカーを復権へ導く“4つのカギ” 「コンタクトレンズ」戦線のゆくえ、国産メーカーを復権へ導く“4つのカギ” 2019/05/16 新年度が始まる春先は新入学や新社会人、引っ越しなど多くの人の環境が変化する。そうした中、「気分を一新する」「イメージチェンジをする」という意味合いを込めて、メガネからコンタクトレンズに変える人が多い。春という季節はメガネやコンタクトレンズが1年で最も売れる時期だ。日本のコンタクトレンズ市場は右肩上がりの成長を続けており、「コンタクトレンズ好きな国民」ともいわれていることをご存じだろうか。なぜ、日本人はそれほどコンタクトレンズが好きなのか?同市場の推移やシリコンハイドロゲル、ビューティレンズ、スマートコンタクトレンズなど最新トレンドなどを踏まえて考察してみる。
記事 流通・小売業界 西友CIO鼎談:DXはゴールにあらず!異業種「戦国時代」を生き残るためのDX再定義 西友CIO鼎談:DXはゴールにあらず!異業種「戦国時代」を生き残るためのDX再定義 2019/05/13 アマゾンを始めとするEコマース巨人たちの侵攻や異業種からの新規参入、少子高齢化による人手不足や人件費高騰など、小売・流通業界は厳しい環境にさらされている。デジタル技術を活用したビジネス革新、デジタル・トランスフォーメーション(DX)への取り組みは“待ったなし”だと、西友のIT戦略を牽引する白石 卓也氏は語る。日本アイ・ビー・エム(IBM)の渡辺 公成氏、住山 豊氏を交え、あらゆる業界の企業が取り組むべきテーマであるDXについて、これからどのように推進すべきかを徹底討論した。
記事 流通・小売業界 「再配達がドライバーを苦しめる」は誤解?運送業界の課題の本質とは 「再配達がドライバーを苦しめる」は誤解?運送業界の課題の本質とは 2019/04/26 運送業界が直面している課題は、一般メディアでも取り上げられるようになり、広く世に知られるところとなった。ドライバー不足、長時間労働など、運送業界が抱える課題を多くの人が知り、関心を持つことは、とてもよいことだと思う。一方で、課題の本質が伝わらず、局所的な課題が運送業界全体の課題であると誤解されている面もある。宅配における再配達問題もその1つである。本記事では、再配達問題をきっかけに、運送業界における課題の本質を考えたい。
記事 ロボティクス 5G×自動運転で何ができる?V2Xの具体的ユースケースで占う未来 5G×自動運転で何ができる?V2Xの具体的ユースケースで占う未来 2019/04/16 総務省が5G(第5世代移動体通信システム)用にNTTドコモ、KDDIと沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイルに電波帯域を割り当て、2020年内に商用通信サービスを開始する見通しとなった。さらに一般向けには2023年頃の導入が見込まれている。5Gが導入されることにより、自動運転はどう変化するのか、さらに新しいユースケースの可能性は考えられるのか。
記事 ロボティクス チーフ「ロボット」オフィサー(CRO)が企業に不可欠になってきた事情 チーフ「ロボット」オフィサー(CRO)が企業に不可欠になってきた事情 2019/04/10 ロボティクス、AIなどが業務に導入されるにしたがって、CRO(Chief Robotics Officer)というポジションを設置する企業が増えてきた。CROは業務のオートメーション化全般に責任を持つ一方、オートメーションに必要な資金管理も担当する。つまり、どの業務にどのようなロボットやAIを導入し、それをどう使いこなすのかもCROの裁量に関わる。米国ではCROサミットという会議も開かれており、CROのさまざまな課題や今後が熱心に議論されている。
記事 流通・小売業界 今年のGWは物流が止まる?過去最長の大型連休に潜む不安 今年のGWは物流が止まる?過去最長の大型連休に潜む不安 2019/03/28 10連休という、過去最長のゴールデンウィークがやってくる。だが、あまりに長い連休に、病院、役所などの公共性の高い仕事については、「10日間も休まれてしまうと生活に影響が出るのではないか!?」という不安の声が上がっている。物流もしかり。一部のメーカーからは、「商品を出荷したくとも、運送会社、倉庫会社が休んでしまう!」という悲鳴も聞こえる。ゴールデンウィーク10連休における物流不安について、考えてみよう。