記事 セキュリティ総論 「半数が身代金を払う」サイバー攻撃、“100%”防ぐ対策とは何か? 「半数が身代金を払う」サイバー攻撃、“100%”防ぐ対策とは何か? 2022/08/01 ランサムウェアの被害が拡大している。現実に、新しいウイルスの8~9割はランサムウェアだといわれる。こうした中、日本企業の61%がその被害を受け、そのうちの約半数が身代金を支払っているという襲撃的な調査結果も報告されている。こうした深刻な状況に対して、企業には何ができるのか。特にサプライチェーン攻撃の標的となりやすい中堅・中小企業がランサムウェアから身を守るには、どうすればよいのかを考えたい。
記事 セキュリティ総論 「ゼロトラストでセキュリティ向上」は本当か? DXと「脱・境界防御」を両立するには 「ゼロトラストでセキュリティ向上」は本当か? DXと「脱・境界防御」を両立するには 2022/07/28 テレワークの浸透により働き方が変わり、セキュリティの脅威に対応するために「ゼロトラスト」の重要性が認識されている。すでにゼロトラスト環境を導入した組織もあるが、この状況に「ゼロトラストにすればセキュリティが向上するのか」と警鐘を鳴らすのがS&J 代表取締役社長の三輪 信雄氏だ。数多くの大型インシデントレスポンスの経験を持つ三輪氏が、ゼロトラスト導入のためのセキュリティの考え方や取り組み方について解説した。
記事 バックアップ・レプリケーション これまでのバックアップは通用しない? 近鉄Gらが導入する「データ保護」の最適解 これまでのバックアップは通用しない? 近鉄Gらが導入する「データ保護」の最適解 2022/07/25 クラウド利用の拡大とともに運用するデータ量が大幅に増える一方、ランサムウェアや自然災害など、データを守るために対策すべき要素が山積している。データを取り巻くあらゆる環境は迅速なスピードで変化しており、これまでのデータ管理・保護の手法が通用しなくなってきている。これからは環境変化に対応できる柔軟性を備えた方法で、管理・保護する必要がある。ではどのようにデータの管理・保護を行うべきなのか、近鉄グループホールディングスなどの実例を交えながら解説していく。
記事 セキュリティ総論 三大侵入経路「メール・Web・VPN」ももう安心、エンドポイントを守る新手法とは? 三大侵入経路「メール・Web・VPN」ももう安心、エンドポイントを守る新手法とは? 2022/07/22 企業でのDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けた取り組みやクラウド活用が進む一方で、サイバー攻撃の技術が高度化・複雑化し、被害件数も増えている。デジタル化により業務利便性を高めたいと考えるものの、セキュリティ強化に頭を抱えている企業は多い。本稿では、昨今のサイバー攻撃の具体的な侵入経路とその攻撃手法、そして脅威を侵入させないための新たなセキュリティアプローチについて解説する。
記事 セキュリティ総論 勝負は“8分”、「8割が検知不能」なランサムウェアとの戦いを制するには 勝負は“8分”、「8割が検知不能」なランサムウェアとの戦いを制するには 2022/07/22 高度化・凶悪化が進むランサムウェアは、次世代型アンチウイルスソフトを持ってしても検知するのは難しい。しかも近年では、暗号化の前に情報を窃取し「二重脅迫」するケースも多い。わずかな時間で悪意ある行動を開始するランサムウェアに、企業はどう対策すれば良いのだろうか。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 「ランサムウェア被害総額」31カ国中1位の日本、いま確認したいよくある見落とし5点 「ランサムウェア被害総額」31カ国中1位の日本、いま確認したいよくある見落とし5点 2022/07/22 世界中で被害報告が続くランサムウェア攻撃。金銭的な要求をされるだけでなく、破壊されたデバイスやデータの回復に膨大な時間と費用がかかる。企業はDXを推進する一方で、セキュリティ対策のアップデートも欠かせない。すでに対策をしている企業でも、ランサムウェア攻撃の被害に遭ってしまうこともある。それは一体なぜなのか。本稿では、ランサムウェア攻撃の現状や、被害に遭ってしまう原因、対策方法を紹介する。
記事 セキュリティ総論 4割が経験「期限気づかず自動更新」、企業が「契約の管理」に苦戦する要因とは? 4割が経験「期限気づかず自動更新」、企業が「契約の管理」に苦戦する要因とは? 2022/07/21 ビジネスにおける企業間の契約は、リスクを回避するために慎重に行う必要があることはいうまでもない。だが、契約内容のチェックや締結後の管理は担当者による手作業で行っている企業が多く、見落としや管理漏れなどが発生することもしばしばだ。企業にとって超重要業務である「契約のリスク管理」を難しくさせている原因とは何か。それらを突破し、リスク回避だけでなく、企業価値をも向上する手立てがある。
記事 バックアップ・レプリケーション 対ランサムウェアで「バックアップ安全神話」が崩壊、どうやってデータを守ればよい? 対ランサムウェアで「バックアップ安全神話」が崩壊、どうやってデータを守ればよい? 2022/07/20 ランサムウェアの拡大が止まらない。防御側は侵入を100%防ぐことは難しく、万が一被害を受けても迅速に復旧できる環境を整えなければならない。しかし、攻撃の手法は進化を続けており、昨今ではバックアップデータを標的にする手口も現れている。ただ単に「バックアップがあれば安全」とは言えなくなった今、どうすればデータをしっかりと保護できるのだろうか。
記事 情報漏えい対策 バックアップしても半数が「復元できず」、真に有効なランサムウェア対策はあるか? バックアップしても半数が「復元できず」、真に有効なランサムウェア対策はあるか? 2022/07/15 リモートワークが広がる中、データ紛失やシステムダウンといった、事業継続の危機に直結するリスクも増大している。特にランサムウェアの被害は深刻で、警察庁の広報資料によると、被害は前年度比で4倍以上に拡大しているという。今までのファイル運用では、巧妙化・高度化するランサムウェアからデータを守りきれない。では具体的に、どのような対策を講じるべきなのだろうか?
記事 クラウド 複雑化するクラウド、運用とセキュリティで疲弊するエンジニア…救う方法はあるのか? 複雑化するクラウド、運用とセキュリティで疲弊するエンジニア…救う方法はあるのか? 2022/07/14 企業の生き残りをかけてDX(デジタルトランスフォーメーション)が求められる中、クラウド化の流れはより急速になっている。オンプレミスと組み合わせるハイブリッドクラウドや、複数のクラウドを活用するマルチクラウド環境も珍しくない。こうした複雑なクラウド環境において、企業は「安全性」をも求められており、その両立の困難さは日々増すばかりだ。限りあるリソースの中で、セキュリティ対策を効率的に実現する方法はあるのだろうか。
記事 情報漏えい対策 罰金が1億円に。個人情報保護法の改正ポイントと企業が今できる対策 罰金が1億円に。個人情報保護法の改正ポイントと企業が今できる対策 2022/06/24 企業を標的にしたサイバー攻撃は、ますます深刻化している。セキュリティ対策の進んでいない中小企業を狙った攻撃が増加するなど、企業規模に関係なく被害は広がっている。そして、その手口は多角化かつ巧妙化しており、企業は早急なセキュリティ対策が必要だ。こうした状況に加えて、2022年4月から改正個人情報保護法が施行された。セキュリティ対策に加えて法改正への対応も迫られる。ここでは、個人情報保護法の改正のポイントと、その対応方法を整理し、特に中小企業に最適なセキュリティ対策を解説する。
記事 セキュリティ総論 「トヨタ工場停止」の教訓、“被害最小化”へのサプライチェーン攻撃対策とは? 「トヨタ工場停止」の教訓、“被害最小化”へのサプライチェーン攻撃対策とは? 2022/06/10 企業の「デジタル」への依存度が高まるにつれ、サイバー攻撃もまた、大規模な被害の連鎖を引き起こしている。2022年2月にトヨタで14の新車工場がすべて停止した事件も記憶に新しいが、自社のみならず取引先にも被害を与えかねないサプライチェーン攻撃がその被害規模を増している。サプライチェーン攻撃についてどのように備えるべきか、情報セキュリティ大学院大学学長の後藤 厚宏氏が語った。
記事 セキュリティ総論 Visionalの「セキュリティ」戦略、脆弱性管理の自動化で得た“驚きの成果”とは Visionalの「セキュリティ」戦略、脆弱性管理の自動化で得た“驚きの成果”とは 2022/06/08 働き方の変化やサイバー攻撃の巧妙化などで、セキュリティ対策の在り方・考え方は刻々と変化している。こうした状況の変化に応じて、多くの企業はツールの導入などに取り組んでいるだろう。しかしそれらの対策は本当に正しい方法なのだろうか。対策の考え方やツールの使い方を間違えれば逆にリスクを生む要因となってしまう。テクノロジーが変わり続ける時代のセキュリティ対策について、ビジョナル 執行役員 CISO 若井 大佑氏に聞いた。
記事 セキュリティ総論 なぜJALはマルチクラウドを“フル活用”できる? 「現実解」「専門組織」が鍵に なぜJALはマルチクラウドを“フル活用”できる? 「現実解」「専門組織」が鍵に 2022/06/01 急速に変化するビジネス環境に迅速かつ柔軟に対応するためには、クラウドを活用したIT基盤の整備が不可欠だ。既存のシステムを運用しつつ、クラウドの恩恵を受ける方法とは何か? オンプレミスの基盤からハイブリッド/マルチクラウド基盤への刷新に成功したJALグループの事例を参考に、JALインフォテック 仁木 岳氏、日本オラクル 近藤 暁太氏、ヴイエムウェア 宇井 祐一氏、ビジネス+IT編集部 編集長の松尾 慎司(モデレーター)が、「現実解」「専門組織」などハイブリッド/マルチクラウド基盤構築のポイントを議論した。
記事 セキュリティ総論 ランサムウェア防御成功「わずか5%」の衝撃、企業が高めるべき「復旧能力」3要素とは ランサムウェア防御成功「わずか5%」の衝撃、企業が高めるべき「復旧能力」3要素とは 2022/05/31 現代においてデータは重要な経営資源であり、活用の巧拙が業績を左右する。万が一、データの利用になんらかの障害が生じれば、ビジネスの継続・発展どころか、社の存続にすら関わる。データ流出などリスクの芽は社内外に潜むが、周到かつ組織的に企業のデータを狙うサイバー攻撃の対策は急務である。セキュリティ投資の焦点は今、「防御」から「復旧」に移りつつある。特に注目されているのは、レジリエント(しなやか)なデータ復旧機能「デジタルデータレジリエンス」だ。その特徴や国内外の現状、そして実現のポイントをまとめた。
記事 セキュリティ総論 “真のゼロトラスト”に必須の4要素とは? カギを握る「特権アクセス管理」を詳説 “真のゼロトラスト”に必須の4要素とは? カギを握る「特権アクセス管理」を詳説 2022/05/25 長引くコロナ禍で、社内システムや重要情報へリモートアクセスするケースが当たり前になっている。叫ばれるデジタルトランスフォーメーション(DX)においても、クラウドセキュリティのリスクを低減しながら推進しなければならない。そんな中、特別な権限を持つ特権アカウントの窃取を目的としたサイバー攻撃が続き、多大な被害をもたらしている。このような時代に求められるセキュリティの考え方とその戦略、特に重要な特権アクセス管理(PAM)について紹介する。
記事 セキュリティ総論 IT部門すら半数以上がだまされた、調査で判明「メール詐欺」で最要注意の差出人とは IT部門すら半数以上がだまされた、調査で判明「メール詐欺」で最要注意の差出人とは 2022/05/25 巧妙な手口が増加しているサイバー攻撃。日々進化する手口により、被害に遭う企業や個人が増えている。リモートワークが増えた現在、不安を感じながらPCに向かっている従業員も多い。本稿では、企業の協力のもとに行った調査結果を紹介しながら、このような脅威から企業や従業員を守るための方法を探る。
記事 セキュリティ総論 ウクライナ襲ったワイパー型マルウェアも阻止、最新脅威に勝つ「対処優先型」防御とは ウクライナ襲ったワイパー型マルウェアも阻止、最新脅威に勝つ「対処優先型」防御とは 2022/05/18 重大なセキュリティ事故は、組織のセキュリティ対策をすり抜けてしまった結果ともいえる。セキュリティ担当者には、「侵入される可能性のあるポイントを洗い出す」「感染を未然に防止する対策を強化する」「事故発生時は迅速に状況把握する」ことなどが求められる。最近のランサムウェアやマルウェアの攻撃手法から浮かび上がる課題をもとに、企業がとるべきセキュリティ対策を考えてみよう。
記事 セキュリティ総論 「侵入が前提」の今、サイバー攻撃者が狙うのは「ファームウェアの脆弱性」なワケ 「侵入が前提」の今、サイバー攻撃者が狙うのは「ファームウェアの脆弱性」なワケ 2022/05/18 サイバーセキュリティの世界においては、常に攻撃と防御のいたちごっこが繰り広げられてきた。攻防を繰り返す中で、昨今のサイバー攻撃者が目を付け始めたのが、さまざまな機器にあらかじめ搭載されている「ファームウェア」の脆弱性だ。ファームウェアの脆弱性を突かれるとどのようなリスクがあり、防御側はどのような対策を検討すべきなのだろうか。
記事 セキュリティ総論 その対策は“変革”の邪魔? 6項目でみる「DXを阻害しないセキュリティ」とは その対策は“変革”の邪魔? 6項目でみる「DXを阻害しないセキュリティ」とは 2022/05/12 DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進してビジネスを改革しようとしている企業では、その変化に対応できるセキュリティについても検討しなければならない。国内外でサイバー攻撃が年々増加し、2022年にはトヨタやパナソニックの子会社が攻撃を受けている。企業はいつサイバー攻撃のターゲットになるかわからない。すでにターゲットになっているかもしれない。そのような中、企業が知っておくべきセキュリティの考え方を紹介する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 凶悪すぎるランサムウェア「四重脅迫」にどう対抗? 備えるべき4つのポイントとは 凶悪すぎるランサムウェア「四重脅迫」にどう対抗? 備えるべき4つのポイントとは 2022/05/11 デジタル社会の進展と同時に、サイバーセキュリティへの脅威が増している。近年目立つのは、マルウェアの巧妙化と高度化だ。身代金を要求するケースではデータの暗号化だけでなく、機密情報流出や嫌がらせなど、脅迫の手口が多様化している。被害を受ける企業の規模や業界もさまざまで、脅威に備える側としては被害を受けない、または被害を最小限に抑えるため、現状を正しく把握して常に対策を練ることが不可欠となる。ここでは、サイバー脅威の最新動向と対策のポイントを解説する。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 なぜ、製造業はランサムウェア攻撃の標的になりやすい? 被害が拡大しやすい理由 なぜ、製造業はランサムウェア攻撃の標的になりやすい? 被害が拡大しやすい理由 2022/05/09 近年、ランサムウェア攻撃の被害が拡大している。これまでは金融業界をはじめとした公的事業が標的とされるケースが多かったが、直近は製造業への攻撃も増加してきている。一方、ほかの業界に比べて製造業のセキュリティ対策は万全とは言えない状況がある。本記事では、製造業を狙ったランサムウェア攻撃に対してどのような対策を講じれば良いのかについてのポイントを解説する。
記事 バックアップ・レプリケーション ランサムウェアが侵入、でも「身代金を払わずにすんだ」方法とは? ランサムウェアが侵入、でも「身代金を払わずにすんだ」方法とは? 2022/04/28 猛威を振るうランサムウェアは、企業が一体となって対策を講じるべき課題だ。万が一ランサムウェアに感染した際は、ITインフラ、ネットワーク、セキュリティの各チームが連携を取り合って早急に対処しなければならない。巧妙化が進み、侵入を防ぐことがますます困難になったランサムウェアに対し、有効な方法はあるのだろうか。
記事 セキュリティ総論 大量の脅威アラートに忙殺されるシステム部門…重大インシデントだけを見極める方法 大量の脅威アラートに忙殺されるシステム部門…重大インシデントだけを見極める方法 2022/04/26 システム部門はDX推進やコロナ対応に追われながら、日々のサイバー攻撃への対応もしなければならない。攻撃件数が増えれば、膨大な数の脅威アラートが届き、その中から重要な脅威を見極めるために情報を精査するだけでも相当な時間がかかるほか、脅威を見落としてしまうこともあるだろう。攻撃件数増加やリソース不足などの課題を抱えるシステム部門は、どのようにセキュリティを強化すれば良いのだろうか。
記事 セキュリティ総論 現場が喜ぶマルチクラウド環境とは? 複雑な環境でも運用を簡単にする方法 現場が喜ぶマルチクラウド環境とは? 複雑な環境でも運用を簡単にする方法 2022/04/15 オンプレミスとクラウドの混在、Amazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azure、各種SaaSなどを組み合わせるマルチクラウド化は、すでに多くの企業にとって当たり前の環境になりつつある。そこで起きるのがシステムの複雑化であり、それに起因する運用やセキュリティ、データ活用面などの問題だ。しかし、今さらクラウドベンダーを一本化したり、クラウドサービスを統合したりすることは難しい。だとすれば、複数のシステムを前提とした対策を考えるしかない。果たして、「システム運用」「情報セキュリティ」「データ活用」すべてに適応できる都合の良い対策はあるのだろうか。
記事 セキュリティ総論 東大江崎教授が語る「新時代のデータセンター論」、手本はグーグル・BMWと言える理由 東大江崎教授が語る「新時代のデータセンター論」、手本はグーグル・BMWと言える理由 2022/04/08 これまで企業のビジネスを加速させる上で、データセンターは大きな役割を担ってきた。特にDX/BCP対策の意識の高まりや、AI・IoT普及に伴うデータ量の激増などを背景に、データセンターの在り方がより重要になってきている。昨今、そうしたデータセンターは、「カーボンニュートラル実現のためのデジタルインフラ」としての役割も求められるようになってきている。環境問題解決のキーマンともなりつつあるデータセンターは、これからどうあるべきなのだろうか。東京大学 大学院 情報理工学系研究科 教授、日本データセンター協会 理事・運営委員長の江崎浩氏に解説してもらった。
記事 セキュリティ総論 「平均36日」もかかるインシデント対応、サイバー攻撃に慌てないための“4つの備え” 「平均36日」もかかるインシデント対応、サイバー攻撃に慌てないための“4つの備え” 2022/04/04 サイバー攻撃が巧妙化・高度化する今日では、従来型の手法では脅威を検知できず、知らず知らずのうちに侵入を許すというケースが増えている。インシデント(事件)が明るみになってから慌てて対応していては、リスクの在りかや優先順位付けができなくなり、場当たり的な対策で終わってしまいがちだ。だからこそ「平時からの備え」が重要になる。ここではその具体的な取り組み方を考察する。
記事 セキュリティ総論 “うっかり”を突くサイバー攻撃を防ぐには? 現場が知るべき「ミスのメカニズム」を解説 “うっかり”を突くサイバー攻撃を防ぐには? 現場が知るべき「ミスのメカニズム」を解説 2022/04/04 サイバー犯罪の被害の多くは、ヒューマンエラーによってもたらされるものである。偽メールの添付ファイルをうっかりクリックしてランサムウェアの侵入を許してしまい、莫大な損害が出てしまった事例が多発している。うっかりミスをなくすためには、ヒューマンエラーのメカニズムを知ることが重要になるだろう。そのメカニズムと対策について、静岡英和学院大学短期大学部現代コミュニケーション学科の短期大学部部長・教授である重森雅嘉氏が解説する。
記事 セキュリティ総論 元陸上自衛隊のサイバー戦部隊長が「ミリタリー目線」で語るコロナ以降のセキュリティ 元陸上自衛隊のサイバー戦部隊長が「ミリタリー目線」で語るコロナ以降のセキュリティ 2022/04/04 テレワークの常態化が進む今、サイバーセキュリティはこれを考慮した防護を検討する必要がある。一般的にサイバー防御は攻撃に比べて不利であるといわれるが「やれることはある」と話すのが、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) 主席研究員の伊東 寛氏だ。サイバーセキュリティに関わる以前に30年近く自衛隊で勤務し軍事にも精通する伊東氏に、これからのサイバーセキュリティに求められる「インシデントレスポンス」「サイバーレジリエンス」の2つの考え方について聞いた。
記事 セキュリティ総論 名和利男氏が明かす「やっている感を出すだけ」のセキュリティ対策から脱却する方法 名和利男氏が明かす「やっている感を出すだけ」のセキュリティ対策から脱却する方法 2022/04/04 リモートワークなどの働き方はもはや当たり前となった。それに伴い、サイバー脅威も巧妙かつ悪質化し、新たな被害も目立ち始めている。「日本では政府がセキュリティ対策に関する多くのガイドラインや法規制を施行してきたが、どれも企業目線になっていない」と指摘するのは、サイバーディフェンス研究所 専務理事/上級分析官 名和 利男氏だ。同氏は「企業の利益を守る」という観点から、本当に必要なセキュリティ対策について解説した。