- 2005/09/08 掲載
三菱電機、指組織内部の指紋情報を非接触で検出する生体認証装置を発売
乾燥した指や濡れた指にも99%以上対応
今年4月より施行された個人情報保護法をはじめ情報システムへの不正アクセスによる情報漏洩など、セキュリティ意識の高まりから、様々な分野で精度の高い情報漏洩防止対策が施されるようになり、操作者個人を特定する認証装置の需要が急激に拡大している。
三菱電機では、、企業における入退室管理やパソコンログインなどに用いる指紋認証装置を1996年に発売以来、資産の保護や機密漏洩防止対策で多くの実績をあげてきた。しかし、指の表面を検出する従来の接触方式の指紋認証装置では、乾燥した指や濡れた指などの認識が困難なケースもあり、不特定多数の人を対象にする病院や公共の窓口、水濡れ環境の多い食品産業などからは指の表面状態によらず認識できるよう、改善が求められていた。
こういったニーズに対し、三菱電機では、指紋の凹凸に応じた指内部の光透過率変化により、指の内部組織を光学的に検出する新方式の「指透過認証装置」を世界で初めて製品化した。
【新製品の特徴】
1、世界初の光透過率変化検出方式。乾燥指などへの対応率99%以上を達成
2、認証部の非接触化により、センサー部には触れずに認証操作が可能
3、認証処理機能等の内蔵により、さまざまな機器に適用可能[DT-TP]
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