- 2006/04/21 掲載
NEC、次世代RFID標準に準拠したUHF帯RFIDリーダライタ製品を発売
NECでは今後、このリーダライタをキーデバイスとして、製造・物流の出荷工程における検品システムや、サプライチェーンにおける在庫管理システム、EPCglobal Networkを活用したソリューションなどに関して積極的な販売活動を展開し、関連事業で今後3年間に150億円の販売を見込んでいるという。
このリーダライタは、NECとNECトーキンがこのほど提携した米国ImpinjI,Inc.と共同開発するものであり、本年9月までに出荷を開始するという。
UHF帯RFIDは通信距離が最大6メートルと長く、広範囲な通信が可能であることから、製造・物流を中心としたサプライチェーンの効率化を実現するものとして注目を集めている。米国においては既に、大手流通業者などがUHF帯RFIDを活用しており、今後は世界各国における多くの企業で利用が進むものと見込まれている。
「EPCglobal UHF Gen2」は、RFIDにおけるグローバルな標準化団体であるEPCglobalにより策定された通信規格であり、海外では多くの企業がこの規格に沿ったシステムの導入を進めている。このような中、特にグローバルに事業を展開している国内の製造業や流通業の企業からは、本規格への準拠とともに、日本の電波法にも対応したリーダライタに関して早期の製品化を求める声が高まっていた。
NECならびにNECトーキンではこのような市場の声に応えるため、EPCglobalが認定するUHF Gen2リーダライタ・UHF Gen2 ICチップ双方の技術・製品を持つ世界で唯一の企業であるImpinjとともに、「EPCglobal UHF Gen2」準拠のリーダライタを開発・提供していくという。
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