- 2006/05/31 掲載
日本HP、携帯電話を使った決済サービスを可能にするFeliCa対応次世代サーバーを開発・販売
このサーバーは、非接触ICカード技術「FeliCa」を用い、携帯電話を使った利便性の高いサービス、例えば電子マネーやクレジットカード等の決済サービス、電車・バス等の交通サービス、ポイントサービス、電子チケット、電子キーといった多彩なサービスをネットワークを介して可能とするもの。また、日本HPは、HP IC-Chip Access Server for FeliCa、FeliCa ICチップを活用した画期的なサービスの提供を支えるシステムの構築を推進するために、各分野で高い技術を持つパートナーと連携していくという。
FeliCa対応サーバーは、ネットワークを経由したFeliCa ICチップへのアクセス、認証された機器間での安全な鍵情報の交換をするためのサーバーミドルウェア製品である。本サーバーでは、より多くのトランザクションを高速に処理できるようになり、携帯電話、インターネットなどの端末と駅や実際の店舗などの拠点を結びつけ、安全な環境下で、便利で高品質なサービスの提供を可能にする。主な特長は以下の3点。 ・次世代モバイルFeliCa ICチップと連携することにより、更に多くのトランザクション処理が可能となり、より便利なサービス提供を実現 ・機密データの解読を困難にさせるために、データ解読の「鍵」を安全に保管できるHSM(Hardware Security Module)を採用しており、高いセキュリティを確保 ・広く普及しているJavaのアプリケーションフレームワーク(Struts)をベースとしたアーキテクチャにより、効率的な開発ができる。これにより、より早く、より低価格のサービス提供が可能になる
製品体系として、通信業者向け、一般事業者向けの製品を用意しており、8月に通信事業者向け製品の出荷を開始し、その後一般事業者向けの出荷を開始する。
日本HPは、HP IC-Chip Access Server for FeliCaを携帯電話などの通信とITに融合させて、利便性の高いサービス提供を実現する次世代のIT基盤の主要な要素技術の一つと位置づけている。これまでにない利便性、生産性の改善等の付加価値の高いサービスを実現するために、相互補完的な技術を提供する日本オラクルやシステム構築を行うアイアイジェイテクノロジー、NTTデータ、NEC、日立ソフトウェアエンジニアリングの各社と協調し、共同でのマーケティング活動、サービスメニューの整備/検証、営業活動等を行う。これらの活動を通して、HP IC-Chip Access Server for FeliCaを核とした便利なサービスの普及、新しいライフスタイル創造を推進する。
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