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  • 2006/11/08

イントラブログ活用のススメ(前編)~ブログを企業規模に合わせて活用する~

ブログは今や、企業Webを展開するビジネスツールとして定着しつつある。しかし、ECサイトへの誘導やユーザーマーケティングなどの明確な目的のある場合を除き、単なるWebサイト更新の負荷軽減だけでは、ブログ本来のメリットを生かせているとはいえない。ここでは、社内活用(イントラブログ)をブログのビジネス利用の「本命」と位置付け、各種機能や 役割、グループウェアをはじめとする既存ツールとの連携や補完性について考察しつつ、「何に」「どのように」ブログを活用すべきかを検討する。




はじめに

 ブログは、数年前にはけっして知名度が高いとはいえなかった。しかし最近では、友人や知人がブログを書いていることも珍しくなく、今や市民権を得るに至ったといえるだろう。そうした個人レベルでの爆発的な普及に伴い、ビジネスにもブログを活用しようという企業が急増している。

 用途は、Webマーケティングからコンテンツ収集、口コミ的プロモーション、CMS利用といったものまで多種多様だが、特に注目を集めるているのが、社内の情報共有ツールとしてのブログ活用である。

 社内のブログは、従来の社内ポータルやグループウェアなどの既存ツールと連携したり、補完的役割を持つことから、最近では「イントラブログ」とも称されるようになってきた。この名称は、まだ一般的ではないが、本稿では個人ユーザーのブログや企業の外部への情報発信を目的としたブログと、社内での情報共有やコミュニケーションなどに活用されるブログを区別し、社内利用のものを「イントラブログ」と呼ぶこととする。

企業のブログ活用パターン

 2003年11月に@niftyがブログサービス「ココログ」を開始して以降、大手ISPやポータルサイト、ECサイト、レンタルサーバ企業、ネット企業が次々と会員向けにブログサービスを開始した。その目的はさまざまだが、主に「自社サイトの会員獲得」または「ブログがもたらす膨大なトラフィックの獲得」のいずれか、あるいは双方にあるといわれている(表1)。

ブログサービスの運営主体とその目的

 このように、一般ユーザーの間でブログが普及する一方、ブログの簡易性と双方向性に着目し、情報発信ツールとしてブログをマーケティングに活用する事例が次第に生まれてきた。

 1つは、ブログの導入しやすさという観点から、新しい情報発信ツールとして活用するパターン。たとえば、商店街のサイトで個々の店舗にブログを持たせてWebマーケティングを行ったり、大学のWebサイトで教授や学生、卒業生がブログを書くことで生の声を使った情報発信を行うといったものがこれに該当する。こうした活用法には、以下の3つのメリットがある。

・誰でも簡単に情報を発信できるようになる
・検索エンジン経由のアクセスが増える
・閲覧者とのコミュニケーションが可能

 もう1つは、インターネット上のさまざまなブログから自社のサービスに関係する記事をトラックバック形式で投稿受付を行い、レビュー情報や口コミコンテンツとして活用するパターンである。ECサイトでは商品ごとや商品に関連する話題に、旅行サイトであれば地域ごとなどに多様なブログのコンテンツをトラックバックで投稿してもらい、口コミコンテンツを作れる一方、ブログ上で話題にしてもらうことで口コミ的なプロモーション効果も見込める。こうした活用法のメリットは、次の3つといえる。

・無数のブログから関心ある記事を集められる
・コンテンツの集積に負荷がかからない
・ブログ上で話題になり、口コミ的に広まる

 また、ブログの簡易性に着目し、自社サイトの構築に活用するパターンも最近急速に増えてきている。ブログをベースに完成されるWebサイトには、一般的な企業サイトと遜色ない完成度でサイト構築できるCMS(Contents Management System)も出現している。

 さらに、ブログを新たなメディアととらえ、そこに広告を配信することで広告プロモーションを行う広告モデル、ブログをビジネスに利用したい企業にそのシステムをパッケージ化して販売・提供するようなBtoBモデルも登場してきている。

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