- 2006/12/13 掲載
無料で独自ドメイン取得「Microsoft Office Live」ベータ版利用の手引き
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24時間であっさり独自ドメインがとれた
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Office Liveは2月より米国で先行提供されているサービスで、独自ドメインによるWebサイトの構築やメールアカウント、専用ワークスペース、社内の予定管理、グループウェア機能などをインターネット上で一部無償で提供するというもの。Exchange、SharePointを持つことができない、または持つ必要がない小規模事業主(従業員数10名以下)、個人事業主、個人向けが対象となっている。ここでは特に独自ドメインを無償で利用できる点に注目してほしい。
OfficeLiveには3つのラインアップが用意されている。1つは無償の「Basics」、ほか2つは有償となる「Essentials」と「Premium」だ(ラインアップ詳細は文末)。
現状、無償となる「Basics」を含めすべてのサービスにおいて、登録にクレジットカードが必要なほか、カード1枚に付き1IDしか取得できない。
しかし、「Basics」でも「.com」「.org」「.net」の好きなドメインを「未来永劫無償で(マイクロソフト 田中氏)」利用できるほか、アカウントごとに2GBまで利用可能な25個の電子メールと、500MBまでは自由に利用できるWebサイトが無料で利用できる。
有償の「Essentials」では、Basicsの内容に加えて、Webサイト容量が1GBになるほか、専用ワークスペース(WS)500MBとWS用のユーザーアカウントを10個、Outlookと連携可能な連絡先管理ツールなどが加わる。
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Office Liveのアーキテクチャ
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通常、「.com」ドメインを取得しようとすると年間1000円~3000円くらいの費用がかかるが、「マイクロソフト デジタル アドバタイジング ソリューションズ」を利用することで広告収入をベースに無償化することができたという。また、Office Liveで利用されるアーキテクチャはいわば既存資産の活用。SharePoint ServicesやWindows Liveなどのプラットフォームを統合することでシナジーを得ている形だ。
≫無料版、実際の使い勝手は?
その他機能の詳細
詳細項目 | Office Live Basics Beta | Office Live Essentials Beta | Office Live Premium Beta |
独自ドメイン | ● | ● | ● |
登録可能なドメインの種類 | .com, .net, .org | .com, .net, .org | .com, .net, .org |
追加可能なドメインの種類(有償) | .com, .net, .org, .jp | .com, .net, .org, .jp | .com, .net, .org, .jp |
電子メールアカウント | 25 | 50 | 50 |
電子メール容量/アカウント | 2GB | 2GB | 2GB |
Microsoft Outlookとの連携 | ― | ● | ● |
Web サイト ホスティング | ● | ● | ● |
Webサイト容量 | 500MB | 1GB | 2GB |
Webデザインツール(Microsoft Office Live Site Designer) | ● | ● | ● |
HTMLコーディング/アプリケーション対応 | ― | ● | ● |
トラフィックレポートツール(Advanced Web Analytics) | ● | ● | ● |
専用ワークスペース | ― | ● | ● |
ユーザーアカウント | ― | 10 | 20 |
専用ワークスペースストレージ容量 | ― | 500MB | 1GB |
連絡先管理ツール | ― | ● | ● |
ファイル/画像共有ツール | ― | ● | ● |
プロジェクト管理ツール | ― | ― | ● |
グループウェア(GroupBoard Workspace の機能) | ― | ― | ● |
その他テンプレート | ― | ― | ● |
電話サポート(通話料無料) | ― | ● | ● |
月額利用料金 | 無償 | 有償・価格未定(米国では19.95ドル、ベータ期間中は無償) | 有償・価格未定(米国では39.95ドル、ベータ期間中は無償提供) |
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