- 2007/02/02 掲載
魅力ある職場づくりに取り組む企業が続出
伊藤忠テクノソーリューションズは、「社員の働きがいを感じる会社」を目指し、社員の能力が発揮できるような企業文化、環境をつくり、魅力ある職場にするダイバーシティへの取り組みを強化する。特に「女性の活躍」に軸を置き、各施設や制度の企画、管理、運営をはじめ、社内研修などを進め、女性のキャリア推進、社員の仕事と出産・育児の両立を支援していくという。
サイボウズも社員の環境づくりに取り組む企業の一つだ。サイボウズでは、社員が長期間活躍できることを目指し新たな人事制度を導入した。導入した制度は、「年功重視型の人事制度」。この制度では、勤務年数や勤怠状況で社員を評価し、個人の成果は査定しない。サイボウズも伊藤忠と同様、社内で女性の活躍の場が広がっており、一方男性は家庭での役割を増しつつある。そのため社員の仕事と家庭の両立を支援する必要が出てきており、今回の制度を導入したという。
日本の企業は長らく、年功序列型の人事制度をとってきた。それがバブル崩壊によって、実力主義に変わり、さらにはリストラと一部の社員には厳しい施策をとっていた。しかし、ここにきて社員の働く環境づくりへの取り組みが目立ち始め、元々の日本型経営の良さが形を変えて見直されつつあるのかもしれない。
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