- 2008/05/13 掲載
【国内サーバ市場動向】x86サーバの成長が拡大傾向へ
2007年は同6.0%減だったため、大幅な改善となる。プラス成長となった要因は、x86サーバがプラス成長を維持することに加え、RISC&IA64サーバもプラス成長を達成すると見込む。RISC&IAサーバは、2008年が更新需要のピークを迎え、また、2008年は通信事業者向けで大型案件が復活するともみている。さらに、「2008年はメインフレームも更新需要が上向く時期にあたり、前年並みの出荷金額を確保する」(IDC Japan サーバグループマネージャー中村正弘氏)といい、これらの要因で2008年、プラス成長を達成するという。
一方、出荷台数では、前年比5.6%増の63万台を予測している。2007年は同2.9%減と前年割れだったが、2008年から増加基調になる見込み。2007年の出荷台数の減少要因は、x86サーバが更新需要の谷間に入ったという周期的な要因によるものであり、「x86サーバの需要そのものが冷え込んだわけではない」と中村氏は語る。
同市場は、今後、2012年まで年平均マイナス0.8%となり、同年の市場規模は6,101億円となる。2009年以降は縮小傾向が続くが、各年の縮小幅は3%以内に収まる見通し。x86サーバが増加し、RISC&IA64サーバとメインフレームが減少するというトレンドは継続する。2010年のx86サーバは、国内市場でシェア50%を超える。「x86サーバのシェアが高まると全体の市場規模に対する貢献度が大きくなる」と中村氏は述べ、長期的には同市場のマイナス成長は下げ止まるとみている。
![]() Source: IDC Japan, 5/2008 |
国内サーバ市場予測、2002年~2012年
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