- 2008/11/06 掲載
【市場調査】2008年度上半期のPC出荷台数は過去最高を更新--MM総研が調査結果発表(2/3)
上半期は、ネットブックと呼ばれる、実勢価格5~8万円の小型ノートパソコンが出荷台数を伸ばしたことがポイントとされる。ネットブックは2008年1~3月期にアスースが「EeePC」を投入して以来、市場全体の6%に達する急成長ぶりで、出荷台数の成長率も、ネットブックを除くと1.4%の微増にとどまるほど。さらに、各社のシェア動向をみると、1位のNECから7位のレノボまでは順位の変動がなかったものの、ネットブックを販売するエイサー、アスースがそれぞれ8位、9位にランクインした。半面、ネットブックは単価が低いことから、PC市場全体の出荷金額は前年比4.1%減、平均単価も前年比1万3,300円の減少となった。
調査結果では、下半期は国産メーカーの投入もあり、引き続きネットブックが市場を牽引するとしているほか、企業向け市場についてはほぼ前年なみの水準にとどまるものと予想している。また通期では、過去最高を記録した2000年度には及ばないものの、それに次ぐ水準にまで拡大すると予想している。
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2008年上半期 国内パソコン出荷台数 各社のシェア動向(出典:MM総研)
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