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- 2026/02/11 掲載
【衆院選11議席躍進】東大松尾研出身 安野貴博氏が率いる「チームみらい」とは?
AI・ソーシャルを駆使した選挙戦を展開、若者・現役世代から指示を集める
デジタル民主主義を掲げる「チームみらい」とは?
チームみらいは2025年5月に設立された政党であり、AIなどの最先端テクノロジーを活用した「デジタル民主主義」の実装と政治改革を目的としている。党首を務めるのは、東京大学工学部卒で松尾研出身の安野貴博氏だ。外資系コンサルティングからAIスタートアップの経営を経て、政界入りした異色の経歴のAIエンジニアである。安野氏は2025年7月の参議院選挙で比例代表として初当選し、チームみらいを立ち上げた。今回の衆院選では若さと透明性を武器に、AIデジタルを駆使して選挙戦を戦った。擁立した14人の候補者の平均年齢は39.5歳であり、安野党首自身も30代半ばであることから「日本で一番若い国政政党」として政治の世代交代をアピールした。候補者の顔ぶれには、外資系金融機関ゴールドマン・サックス出身者、AIエンジニア、企業コンサルタント、IT企業経営者など、従来の政治家のキャリアとは一線を画すビジネスやテクノロジーの第一線で活躍してきた人材が揃っている。また、元厚生労働省官僚でエンジニアへの転身経験を持つ古川蒼井氏(比例九州ブロック当選)のように、実務経験と技術的知見を兼ね備えた候補者も含まれている。
選挙戦略においても「テクノロジーで政治を変える」を掲げ、AIテクノロジーを駆使して選挙選を戦った。AIアバターが24時間体制で有権者の質問に回答するシステムの導入や、SNSを活用した積極的な情報発信を展開した。党の運営や政治資金に関しても透明性を徹底しており、銀行口座やクレジットカードのデータを連携させて資金の使い道をリアルタイムで公開する独自ツール「みらいまる見え政治資金」を開発・運用している。このツールは、政治とカネの問題に対する技術的な解決策として提示されており、他党への普及も目指している。
今回の衆院選では小選挙区での当選はなかったものの、東京、南関東、北関東、東海、九州などの比例ブロックで幅広く票を集め、合計11議席を獲得した。これは若者・子育て世代からの支持と、自民党や野党など既存の政治に嫌気がさしていた無党派層の支持を集めた結果であるといえる。安野党首は選挙後、与党との連携についても、政策実現のために得られる利益と失うものを比較考量して判断する現実的な姿勢を示している。
チームみらいのマニュフェストはなぜ若者・現役世代に刺さったのか?
チームみらいは2026年衆院選を通して「テクノロジーで政治を変える」を掲げ、未来・今・テクノロジーを軸とした3つの重点政策(マニフェスト)を掲げた。第一の柱は「『未来』に向けた成長投資」である。これは日本全体の経済成長を目指し、次世代と先端産業へ大胆に投資する政策を掲げた。具体的には、子どもの数に応じて親の所得税率を段階的に引き下げる「子育て減税」の導入を提唱している。
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