ホンダ、F1撤退を発表

　本田技研工業（以下、ホンダ）は、2008年をもってF1レース活動から撤退することを発表した。

　撤退の要因として、サブプライム問題に端を発した金融危機と、それらに伴う信用危機、各国に広がった実体経済の急速な後退による、同社を取り巻くビジネス環境の急速な悪化が挙げられている。将来への投資も含め、さらに経営資源の効率的な再配分が必要との認識から、F1活動からの撤退を決定したという。

　今後のHonda Racing F1 Team、英国でエンジンの供給を行ってきたHonda Racing Development Ltd.については、チーム売却の可能性も含め従業員と協議に入る予定だ。

　なお、2009年に予定されているF1日本グランプリは、予定どおり鈴鹿サーキットにて開催される。