- 2026/03/06 掲載
デジタル庁が国産AI「7人の侍」選定、行政AI「源内」全府省庁18万人で実証
政府共用生成AI基盤に採用する国産大規模言語モデル7つを選定
選定されたのは、NTTデータのtsuzumi 2、KDDIとELYZAによるLlama-3.1-ELYZA-JP-70B、ソフトバンクのSarashina2 mini、日本電気のcotomi v3、富士通のTakane 32B、Preferred NetworksのPLaMo 2.0 Prime、カスタマークラウドのCC Gov-LLMの7モデルである 。これらの国産モデルは日本語の語彙や表現への適合性が高く、法令用語や公文書特有の厳密性に対応しやすい特徴を持つ。
データ処理が日本国内のガバメントクラウド上で完結するため、機密性の高い情報を安全に取り扱える設計となっている 。実証事業は2026年5月から開始され、外局等を含む全39機関の国家公務員約18万人が対象となる 。8月ごろから各モデルの試用を始め、実用性や行政実務への適合性を見極める 。デジタル庁は2027年1月に評価を公表し、4月以降に優れたモデルを有償で政府調達する予定である。
源内ではすでに国会答弁検索AIなどの行政実務用アプリが提供されている 。今後は令和7年度補正予算を活用し、過去の会議録から答弁草案を生成する国会答弁作成支援AIや法制度調査を支援する機能など20種類以上のアプリが内製され提供される 。また厚生労働省との連携により、労働相談対応業務などを対象としたAIアプリケーションの共同開発も進められる。
政府は人工知能基本計画において、自らが積極的かつ先導的にAIを利活用する方針を掲げている 。源内の大規模実証を通じて政府職員によるAIの普段使いを浸透させ、業務の質を向上させることを目指す。
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