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- 2026/10/07 18:00 掲載
日本を襲う同時多発サイバー攻撃、背景に国家ぐるみの「AIサイバー攻撃工場」稼働か
オープンAIモデルを駆使した「サイバー攻撃の自律化」が現実に
日本企業を襲う、未曾有の同時多発サイバー攻撃
日本企業や組織を狙うサイバー攻撃が、異常ともいえるペースで相次いでいる。大阪公立大学ではランサムウェアとみられる攻撃により約500台のサーバーが停止し、最大13万人分の個人情報が流出した可能性が浮上。「焼肉きんぐ」を運営する物語コーポレーションでは、公式アプリへの不正アクセスにより約1079万件の会員情報が漏えいした。日本経済新聞社やシチズン時計などでも被害が表面化しており、攻撃対象は大学、外食、メディア、製造、金融、物流へと広がっている。こうした「同時多発サイバー攻撃」は偶然が重なった出来事ではない。いずれのインシデントも原因や詳細は調査中となっているが、この背景には攻撃力の高いオープンAIモデルの拡散と国家ぐるみのハッカー集団によるAIサイバー攻撃の自動化の関与が指摘されている。
この同時多発攻撃の背景にあると指摘されるのが、DeepSeek、GLM、Kimiなどに代表される中国のフロンティア級オープンウェイトAIモデルの急速な拡散だ。これらはHugging Faceなどを通じてローカル環境で利用でき、クラウド型AIと異なり提供企業による利用監視やアカウント停止が及ばない。さらに追加学習や「脱獄チューニング」により、安全制限であるガードレールを外し、攻撃コードやマルウェア生成に使える状態へ容易に改変できる危険性も指摘されている。
さらに深刻なのが、最先端AIの高度な能力をオープンモデルへ移植する「不正な蒸留」だ。高性能な商用AIへ大量の問い合わせを送り、推論、コード生成、ツール利用などの能力を抽出し、安全制限の弱いオープンモデルへ学習させる。こうした手法によって、本来は厳重な安全対策の下で提供されていたフロンティア級のサイバー能力が、監視の届かないAIとして犯罪組織に拡散する事態が現実のものとなっている。
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