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- 2026/11/03 10:45 掲載
アンソロピック、売上高は1年で12倍の170億ドル IPO届出書が示す赤字233億ドルの正体
同社によると、第3四半期の売上高は169億5,600万ドル(約2兆6,800億円)で、前年同期の13億8,200万ドルから約12倍に増えた(前年同期比1,127%増)。営業費用は175億2,300万ドル(約2兆7,700億円)で、前年同期の44億7,100万ドルから292%増えた。前年同期の営業費用には、和解費用15億ドルが含まれている。四半期の数値はいずれも未監査という。
純損失は232億9,100万ドル(約3兆6,800億円)で、前年同期の121億3,800万ドルから拡大した。一方、前の四半期(4~6月期)の663億900万ドルからは縮小している。
損失の大部分を占めたのは、転換社債、デリバティブ負債、SAFE(将来株式取得契約)の公正価値の変動で、その額は219億3,600万ドルに上る。本業の損益を示す営業損益は5億6,700万ドルの赤字だった。
1~9月の累計では、売上高が332億4,200万ドルと前年同期(25億4,500万ドル)の約13倍になり、純損失は1,040億3,900万ドルとなった。
同社は10月26日に最初の届出書を提出しており、今回はその修正版にあたる。ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットへの上場を申請しており、銘柄コードは「ANT」を予定している。ただ、届出書では公開価格の仮条件の欄は空白のままで、価格は決まっていない。なお、円換算は1ドル=158円で計算した。
アンソロピックは同日、日本国内でのクラスA普通株式の募集に向け、関東財務局へ有価証券届出書を提出している。
では、売上高が12倍に伸びるなかで、アンソロピックの費用は何に消えているのか。前の四半期は黒字だった営業損益は、なぜ1期で赤字に戻ったのか。届出書の四半期データには、その分かれ目を示す数字と、上場を控えた同社の手元資金をめぐる数字が並ぶ。
・営業黒字が1四半期で赤字に戻った本当の理由
・費用の中で3倍以上に膨らんだ項目の正体
・手元資金と大口顧客の数に見る、上場前の体力
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