- 2009/03/09 掲載
【市場調査】2009年のIT投資動向「セキュリティは投資を継続」
2009年度のIT投資予算を聞いたところ、「減少する」と回答した企業は、前回の51%から62%に増加した。世界景気の後退が国内企業のIT投資に大きな影響を与えていることがわかる。一方、「増加する」と回答した企業は、わずか6%だが、金融業、サービス業で改善の兆候が見られる。
IT予算の削減のうち、どの領域を削減するかだが、前回調査では、パソコンを中心にハードウェア分野が全般的に高い回答率になっていたが、今回は、ソフトウェア分野、ITサービス分野など他の分野に削減の波が広がっている。ただし、セキュリティやコンプライアンスのような、危機管理に関する分野については、予算を確保する動きが見られる。
こういった動きに対し、同社 ITスペンディング/ユーザー調査/ソフトウェア/コミュニケーショングループ グループディレクター和田英穂氏は、「IT予算の減少は拡大しているが、一部で変化の芽が出始めている」「ITベンダーは、この変化をリアルタイムに把握し、市場の動きを先回りする予測能力を身に付けることが重要」と語る。
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