- 2009/06/17 掲載
マイクロソフト、早期導入プロジェクトのノウハウをSIパートナーに有償提供する「Services Ready」を開始
Services Readyは、マイクロソフト社内のコンサル部門、マイクロソフト コンサルティング サービス(MCS)が、早期導入プロジェクトなどで得たノウハウ(サービス オファリング)を、有償で提供するサービス。ベストプラクティスに基づいて、サービス実施手順、プロジェクトタスクとスケジュール、ヒアリング項目一覧、設計・展開ガイド、標準的アーキテクチャ図面、顧客に提供する設計書や運用手順書のテンプレート、顧客へのサービスご紹介資料テンプレートなどの文書などが含まれている。あわせて、サービス オファリングをSIプロジェクトで活用するためのトレーニングなども提供する。
具体的なシナリオとしては、下記が提供される。
1.Windows Server 2008 Hyper-VとSystem Center Virtual Machine Manager 2008を組み合わせたサーバ仮想化 2.Windows Vista と 2007 Office System によるデスクトップ最適化 3.Active Directory と Rights Management System によるエンタープライズ データ セキュリティ 4.System Center Configuration Manager 2007 によるエンタープライズ構成管理 5.Exchange Server 2007 のアーキテクチャと設計 6.Office Communications Server 2007 によるユニファイドコミュニケーションの導入 7.Office SharePoint Server 2007 によるポータル、コラボレーション、検索の導入 8.ロータス ノーツからの移行計画 |
今後提供予定のシナリオは次の通り。
1.Windows 7 と Office によるデスクトップ最適化 2.App-V、Med-VおよびVDI によるクライアント仮想化 3.Windows 7 と Windows Server 2008 によるセキュアWebとリモートアクセス 4.System Center Operations Manager 2007 によるエンタープライズサービス監視 5.SharePoint Server 2007 と SQL Server 2008 によるビジネスインテリジェンスの導入 6.Exchange Server 2010 のアーキテクチャと設計 7.SharePoint Server 2010 のアーキテクチャと設計 8.SQL Server 2008 によるDWHとOLAPの構築 9.SQL Server 2008 へのアップグレードと移行 10.Visual Studio Team Foundation Server による開発プロセスの最適化 11.Customer Care Framework 2009 による次世代セールス&カスタマーケア |
本サービスは、2002年から日本市場において提供している「コンサルティング エクスプレス」をベースに、4月より米国などで展開しているサービス。日本での実績に世界共通サービスの価値を加えて提供する準備が整ったことから、日本市場における提供開始に至った。
Service Readyは、既に世界各国で150社以上のパートナー企業が参加し、のべ580名以上のコンサルタントがトレーニングを完了しているという。日本市場では、提供開始から3年間で契約パートナー企業数100社、認定コンサルタント数のべ500名の利用を見込む。
価格は380万円(税抜)から。
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