酒類販売業では、一般的な販売管理業務のほかに、酒税報告書をはじめとした業界特有の酒税関連帳票の作成が必要。三菱電機では、過去25年間にわたって酒類販売業向け販売管理システムに取り組んでおり、酒類卸売業から業務用酒販店、酒類小売店まで、累計で18,000式以上の導入実績があるという。

　「酒Do楽」は2003年12月から発売しているシリーズで、酒類小売業に必要とされる機能をパッケージとしてまとめ、年中無休のコールサポートまでオールインワンに提供されている。

　今回の新バージョンでは、料飲店などの大口得意先への営業支援機能として、一定期間注文が途絶えている得意先をメニュー画面にアラーム表示し、該当の得意先リストを出力する営業勧告機能を新たに搭載。従来製品から標準搭載している得意先記念日管理機能が表示する開店記念日やイベントと合わせ、得意先との関係を密にして営業を支援する。

　また、店頭に居ながらPOSレジ端末からバックヤードPC（基幹システム）に蓄積されている情報を取得して表示するナビゲーション機能をオプションに追加。本機能の第一弾として、会員カードの読み込みに連動して過去の購買情報を表示し、来店客への助言や提案をしやすくする機能を提供する。今後、在庫情報や売れ筋商品情報との連動など、顧客満足度向上とリピート率向上を支援する店頭POSレジ端末とバックヤードPCとの連携を拡充するという。

　さらに、従来製品に比べ、本体販売価格を約20％値下げした。価格は、ハードウェア、5年間のソフトウェア使用権、5年間のコールサポート費用を込みで、140万円から。1月12日から販売を開始する。1年間で700式の販売を見込む。