インテカーセキュアソリューションズは先月25日、中国のセキュリティーベンダーであるNSFOCUS Information Technology（以下、NSFOCUS）と、NSFOCUSソリューションに関する日本総代理店契約を締結したことを発表した。同社の販売・サービスネットワークを通じて、セキュリティ・サービスやアプライアンス製品を提供していくという。

　NSFOCUS社は、ネットワーク情報セキュリティに特化した最先端製品の開発とそれらを生かしたセキュリティ・オペレーション・センター（SOC）事業などを展開する企業。ネットワークとアプリケーションのためのセキュリティソリューションを、通信キャリアやISPをはじめ、さまざまな業種向けに提供しており、中国の4大通信事業者や大手金融機関、政府機関などにおいても実績がある。そのソリューションには「脆弱性診断サービス」や「WAF（Webファイアウォール）」、「IPS製品（ネットワーク不正侵入防止）」、「アンチDoS攻撃ソリューション」、「SOC（セキュリティ・オペレーション・センター）サービス」等があり、総合的なネットセキュリティインフラを安価に提供していくという。

　今回の発表について、インテカーセキュアソリューションズ 代表取締役の栗原 章通 氏は「セキュリティビジネス先進国となった中国で実績のあるソリューションを求める声がシステム管理者間で高まっています。日本市場に即したサービス展開と中国で常識化しているソリューションの双方でサポートし、脆弱性に対する不安を効率的に軽減できる環境を、顧客企業と共に作り上げていきたいと考えています。」と述べている。