- 2010/08/02 掲載
NTTドコモが米パケットビデオを100%子会社に、家電連携サービスを強化
ドコモは2009年7月6日にネクストウェーブよりパケットビデオの発行済株式の35%を取得しているが、今回の株式取得によりパケットビデオはドコモの100%子会社となる。株式取得には米国規制当局やネクストウェーブの株主による承認が必要で、2010年度第2四半期中に取引が完了する予定。
パケットビデオは、携帯電話向けの音楽・動画コンテンツ再生ソフトおよびコンテンツサービスプラットフォームを手がけており、同社の技術は北米や欧州、アジア地域の携帯電話事業者や携帯電話メーカーに採用されている。
またテレビ、デジタルフォトフレーム、音響機器などの家電とパソコン、携帯電話との間で音楽・映像コンテンツを共有する家電連携サービスにおいても独自のソリューションを開発し提供している。
パケットビデオ買収により、音楽・動画サービスの強化、家電と連携したサービス開発により新事業領域における価値創造と両社によるシナジーの創出を目指すという。
携帯電話事業者のARPU(一人あたり月間売上高)は、音声通話料が頭打ちを迎えており、通信各社はデータ通信量の拡大を促す新サービスに注力している。
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