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- 2010/07/20 掲載
【連載】デフレ経済を勝ち抜く攻めのM&A(最終回):「M&Aを用いて困難な状況を打ち破る」
コニカミノルタの事例にみる、打開策としてのM&A
アリックスパートナーズ・アジア・エルエルシー
ディレクター
竹島英樹は、20年以上にわたり金融(法人融資・M&A・株式新規公開・プリンシパルインベストメント)並びに、経営コンサルティングの両面にてグローバルにキャリアを積んできたプロフェショナルです。
アリックスパートナーズ入社前は、大手戦略コンサルティングのブーズ・アンド・カンパニーにて、国内外の主要企業に対する戦略立案・改革実行支援・コスト削減などのプロジェクトに携わっておりました。特に大型企業再生案件に関わることが多く、現場での経験と知見を豊富に備えています。
それ以前は、ゴールドマン・サックス証券投資銀行部門及びプリンシパルインベストメント部門に籍を置き、株式新規公開やM&Aアドバイザリー業務、バイアウト・ベンチャー投資等の業務に携わり、各業務における一連のプロセスを熟知しております。さらに前職の東京三菱銀行では、法人融資並びに為替フォワードの自己勘定トレーディングなどの経験もございます。
【アリックスパートナーズについて】
アリックスパートナーズは、米国デトロイトに本社を置く世界最大規模の「企業再生専門のプロフェッショナルファーム」。日本支社は、アジア初の拠点として2005年に設立された。
現在、日本オフィスでは20数名のプロフェッショナルスタッフが、緊急対応を要するような苦境や危機に陥った企業の支援業務に特化し、「再生専門のプロフェッショナル集団」として数多くの成果を遂げている。2009年12月には、企業再生をテーマとした書籍『企業再生プロフェッショナル』を出版した。
コニカおよびミノルタは、2003年1月に経営統合することを発表した後、7カ月後の2003年8月に持ち株会社コニカミノルタホールディングスを設立という異例の超スピード統合を行った。その後、2006年1月にフィルム・カメラ事業から完全撤退し、事務機を主体に経営を強化していくことを発表した。以下、統合後の事業戦略の検討を含め当該事例を追いかけてみよう。
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