日本電気（以下、NEC）と米イージェネラ Inc.（以下、イージェネラ）は、NECブレードサーバ向けイージェネラ製「PAN Manager Software」の開発と全世界での販売に関する契約を締結した。

　イージェネラは自社のサーバ管理ソフトウェア「PAN Manager Software」をNECのブレードサーバ「Express5800／SIGMABLADE」に対応させるための開発を行い、「PAN Manager Software for NEC」（仮称）として2012年春を目処に製品化を行う。NECはイージェネラが開発した「PAN Manager Software for NEC」を、日本を含む全世界に向けて独占的に販売を行う。

　「PAN Manager Software」は、イージェネラBladeFrameの管理ソフトウェアとして金融機関、通信事業者、官公庁などのミッションクリティカルシステムで多くの導入実績をもつ。今回イージェネラが開発する「PAN Manager Software for NEC」は、NECのブレードサーバ「Express5800／SIGMABLADE」のI／O仮想化機構との連携機能を実現。これにより、サーバのリソースを効率的に活用することが可能となるほか、万が一サーバが故障した場合でも、予備サーバを高速に立ち上げることで業務を継続する高可用機能と、遠隔地のデータセンター間で予備システムを容易に構築・立ち上げ可能とする災害復旧機能を提供する。