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- 2013/06/26 掲載
セールスフォースとオラクル、クラウド分野で広範・緊密な提携 基盤からアプリまで
ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。
クラウドプラットフォームに関しては、セールスフォース・ドットコムがOracle Linux、Exadata、Oracle Database、Javaミドルウェアプラットフォームを採用する計画。
Salesforce.com plans to standardize on the Oracle Linux operating system, Exadata engineered systems, the Oracle Database, and Java Middleware Platform.
アプリケーションの分野では、オラクルが人材管理アプリケーションのFusion HCM、およびFinancial CloudにSalesforce.comのサービスを統合する計画。
Oracle plans to integrate salesforce.com with Oracle’s Fusion HCM and Financial Cloud,
セールスフォース・ドットコムは創業当初から基盤のデータベースにOracle RACを採用してきましたが、サーバのハードウェアはデルを、ミドルウェアはResin Java Application Serverを採用していました。今後はクラウドの基盤としてオラクルのExadataとソフトウェア製品を採用することになります。
一方のオラクルは、同社が提供する統合業務アプリケーションにおいてセールスフォース・ドットコムが提供するSFAやCRMなどと競合してはいるものの、そこを乗り越えて人材管理や財務管理などのアプリケーションとセールスフォース・ドットコムのサービスを統合することになります。
セールスフォース・ドットコムはクラウドの基盤的技術をこれまで以上にオラクルに依存することになり、一方でクラウド市場で出遅れているオラクルは、クラウドでのサービス展開にセールスフォース・ドットコムの力を借りるように見える今回の提携。かなり緊密な内容に見えます。
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