ペンタホは、オープンソースのBIソフト「Pentaho」を手がける企業。高度なデータ統合、分析、可視化技術を持ち、それらの機能を統合したビッグデータ利活用基盤を提供している。世界180カ国以上に1200を超える顧客基盤を持ち、日本でも数多くの代理店・パートナーが存在している。
日立は、社会や企業が抱える課題、ニーズをプロダクト、サービス、ITを組み合わせ解決する
社会イノベーション事業をグローバルに推進している。社会や企業が抱える課題、ニーズを解決する上で、IoTやビッグデータ利活用の重要性が高まっていたという。
そこで本買収により、ペンタホのビッグデータアナリティクスソフトウェアと技術・ノウハウを獲得し、日立のITプラットフォームやデータ管理技術などと連携させることで、多種多様な業種が共通的に利用できる新たなビッグデータ利活用基盤を構築する考え。
この基盤を活用して、日立グループが展開するエネルギーや交通、ヘルスケアなどのインフラシステムと組み合わせた新たなサービスを開発していくという。
買収金額は明らかにされていないが、ブルームバーグは事情に詳しい関係者の話として5億~6億ドルと報じているほか、ウォール・ストリート・ジャーナルは「民間のビッグデータ関連の買収案件としては過去最大規模」と報じている。