- 2022/11/24 掲載
中国、預金準備率「適時引き下げ」で流動性維持へ=国営メディア
国務院は、第4・四半期の経済活動が通年の成長にとって非常に重要で、今が経済の安定基盤を固める重要な時期だと強調。「適度で十分な流動性を維持するため、RRR引き下げなどの金融政策手段を適時適切に活用する」と表明した。
中国人民銀行(中央銀行)が最後にRRRを引き下げたのは上海で都市封鎖が敷かれた今年4月。
中国民生銀行のチーフエコノミストは、人民銀が数日以内に4月と同じ25ベーシスポイント(bp)のRRR引き下げを発表するとの見方を示した。
CCTVによると、国務院は経済運営を合理的な範囲に維持し、比較的良好な結果を得るよう努めるとした上で、これまでの財政・金融政策は奏功しているが、まだ大きな可能性が残されていると指摘。月内に各省に当局者を派遣し、今年導入した政策の実施状況を確認するとした。
大型インフラ事業の建設・投資加速や消費の安定化と拡大を呼びかけたほか、プラットフォーム経済の健全な発展を支援すると表明した。
低迷する住宅市場を支援するため、物件引き渡しを促す特別融資の実施を進め、商業銀行による新規融資を奨励する方針も示した。
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