- 2022/11/25 掲載
午前の日経平均は反落、利益確定売りが重し 手掛かり欠く
日経平均は小高く始まった後、短時間でマイナスに沈み、小安い水準でのもみ合いになった。日経平均は前日までの上昇に加え、週末要因もあって利益確定売りが上値を抑えた。
このところ買われていた半導体関連やグロース(成長)株の上値が重かった一方、百貨店や空運、陸運といった経済再開(リオープン)銘柄の一角が買われ、循環物色が意識された。
米国の利上げペース減速への思惑は根強く、半導体関連やグロース株が下げ幅を縮める場面もあった。中国でのコロナ感染拡大が警戒される中、香港株が軟調な値動きとなり、前引けにかけて再び上値が重くなった。
市場では「材料不足で利益確定売りに押されたが、米金利上昇やインフレへの懸念が後退した環境下で戻りを試す流れは変わっていない。主力銘柄には押し目で買いが入り、底堅さもある」(SBI証券の鈴木英之投資調査部長)との見方が聞かれた。
TOPIXは0.13%安の2016.23ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆2719億1100万円だった。東証33業種では、値上がりは電気・ガス業や鉱業、空運業など14業種で、値下がりはゴム製品や電気機器、医薬品など19業種だった。
東京エレクトロンが小安く、ダイキン工業は軟調。電通グループは大幅安だった。一方、サッカーワールドカップ関連のサイバーエージェントが引き続き物色され、ハブは年初来高値を更新した。料金値上げが意識された東京電力HLDGは大幅高だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが902銘柄(49%)、値下がりは816銘柄(44%)、変わらずは118銘柄(6%)だった。
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