- 2022/12/17 掲載
ECB、0.75%利上げに戻らず 「過剰反応」リスク=ポルトガル中銀総裁
ECBは15日の理事会で0.50%利上げを決定。利上げ幅は0.75%から縮小したが、声明で「まだ安定したペースでの大幅利上げが必要と判断した」とした。
センテノ総裁は記者会見で「中立金利に近づいていることが極めて明白であることに加え、金融政策がすでに成熟しているために慎重になる必要があるなどを踏まえると、ECBが利上げペースを0.75%に戻す公算は極めて小さい」とし、「来年2月の理事会でも0.50%の利上げが決定される可能性がある」と述べた。
中立金利については「1.75─2.00%、もしくは2%を若干上回ったとしても大きく越えない水準」との見通しが示されていると指摘。「過剰反応のリスクは大きい」とし、「ECBは入手されるデータに基づき、会合ごとに決定を行っていく」と語った。
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