銀行の暗号資産保有を制限＝２５年１月までに導入―バーゼル委

金融庁は１９日、国際金融規制などを議論するバーゼル銀行監督委員会が銀行による暗号資産（仮想通貨）の保有を制限する方針を公表したと明らかにした。２０２５年１月までの導入を目指す。暗号資産は価格が乱高下しやすく、保有規制によって銀行経営に対するリスクを和らげるのが狙い。

規制は、暗号資産を安全性の高いものと、そうでないものの２グループに分類。ビットコインのような裏付け資産がない暗号資産はリスクが高いため、銀行が保有する場合は同じ額の自己資本を持つよう規制する。また、暗号資産の保有残高を自己資本の１％未満に抑えることも求める。

【時事通信社】 〔写真説明〕暗号資産（仮想通貨）をイメージして造られたコイン（ＡＦＰ時事）