- 2022/12/29 掲載
米中古住宅仮契約指数、11月は4%低下 予想以上の落ち込み
ロイターがまとめたエコノミスト予想は前月比0.8%低下。前年同月比では37.8%低下した。
11月は予想を大幅に超えて低下し、6カ月連続で下げた。10月分は77.0に下方改定された。米連邦準備理事会(FRB)によるインフレ抑制のための利上げが、住宅市場に大きな打撃を与えていることを示す最新の指標となった。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)初期に一時的に下がったことを除くと、2001年の調査開始以来の低水準となった。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「今年、金利が過去最速水準のペースで上昇し、住宅購入の契約件数が大幅に減少し、月間の中古住宅仮契約指数は過去20年で2番目に低い数値となった」とし、「住宅販売と建設の減少は、より広範な経済活動に打撃を与えている」と指摘した。
地域別は、前月比で4地域全てで低下し、北東部が7.9%下げた。前年同月比でも4地域全てで2桁の低下。中でも西部が45.7%の大幅な落ち込みだった。
契約件数が全体的に減少していることから、11月に10カ月連続で減少した中古住宅販売戸数は今後も減少が続くとみられる。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR