- 2022/12/29 掲載
午前の日経平均は続落、10月3日以来の安値 米株安が重し
前日の米市場では、長期金利の上昇を受けてハイテク株比率の高いナスダック総合が年初来安値を更新。その流れで。日経平均は寄り付きで約260円安と売り先行でスタートした。値がさ株や半導体関連株の下落が重しとなり、その後も下げ幅を拡大。前場引けにかけては2万6000円を挟んでもみ合う展開となった。
中国での新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、投資家の警戒感は強く、インバウンド(訪日客)関連と目される銘柄も幅広く売られた。みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジストは「上海総合指数が下げているので、日本株にも影響があるだろう」との見方を示した。後場についても「地合いが悪いので軟調な展開が続くのではないか」(同)という。
TOPIXは1.02%安の1889.52ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆1385億2300万円だった。東証33業種では、電気・ガス業、不動産業以外の31業種が値下がり。特に、鉱業、海運業、ゴム製品などの下落が目立った。
個別では、指数寄与度の大きいファーストリテイリングやソフトバンクグループが軟調に推移した。中国関連では資生堂が約2.2%安となった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが457銘柄(24%)、値下がりは1292銘柄(70%)、変わらずは83銘柄(4%)だった。
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