• 2022/12/30 掲載

小豆あん、欧米でじわり人気=健康志向で注目、日本企業が攻勢

時事通信社

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和菓子の主役、小豆あんの人気が欧米で広がりつつある。生クリームなど洋菓子の素材に比べ低脂質で、健康志向から注目されている。日本メーカーは消費拡大の好機とみて、国内で愛好されてきたアイスバーなどで攻勢をかける。

米国では井村屋(津市)の主力商品「あずきバー」の販売が好調だ。2020年以降、米国への輸出量は「毎年2桁成長」(担当者)の快進撃が続く。海外売上高比率は20年度に4.5%から23年度には10%まで拡大する見通しだ。井村屋グループの中島伸子社長は「無添加・無着色・無香料というところが認められている」と説明する。

さいたま市にある老舗あんこメーカーの木下製餡は、欧州向けにようかんなどを輸出してきた。同社は22年、フランスでの販路拡大のため、日本貿易振興機構(JETRO)の支援を得て、パティシエ(洋菓子職人)にあんを素材として提供した。今後は甘さなど現地の消費者の好みに応じた商品開発を進め、販売拡大を目指す。

とらや(東京)も、小豆あんの海外での浸透に手応えを感じている。パリへ出店して40年以上、現地で好まれるカシスなどの果汁を入れたようかんを作るなど試行錯誤を重ねた。最近では「本格的な和菓子を求めるお客さまが多い」(担当者)という。どら焼きや生菓子が受けており、新たなファン獲得へ知恵を絞っている。

【時事通信社】 〔写真説明〕井村屋が米国で販売するアイス「あずきバー」(同社提供) 〔写真説明〕木下製餡のあんこ(同社提供) 〔写真説明〕パリにあるとらやの店舗(同社提供)

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