- 2022/12/30 掲載
英住宅価格、12月は4カ月連続低下 ローン金利上昇で市況悪化
ロイターがまとめたエコノミストの予想は0.7%低下だった。
前年比では2.8%上昇。上昇率は11月の4.4%から低下した。エコノミストの予想は2.3%上昇だった。
前政権の大規模減税案を受けて英国債市場が急落(利回りは上昇)し、住宅ローン金利を押し上げた。
ネーションワイドのチーフエコノミスト、ロバート・ガードナー氏は「金融市場は落ち着いたが、住宅ローン金利の正常化に時間がかかり、住宅市況が回復する兆しはない」と指摘。「景気悪化で実質所得がさらに減少し、労働市場の弱体化が予想されている。経済の逆風が強まる中、短期的に市場が勢いを取り戻すことは難しいだろう」と述べた。
来年、住宅価格は5%程度低下するとの予想を維持。ただ最近の住宅ローン申請の減少は、季節的な動きという面もあるとの見方を示した。今年第1─第3・四半期の住宅市場は、消費者信頼感の低迷にもかかわらず活況だったことから、年明けに回復が見込めると述べた。
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